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全てに通じる万能なセオリーはない (前編)

東京の中小企業診断士のコラム。セオリー というものは面白いもので、様々な観点から確立されたセオリーがあり、それらは相反する場合もあります。今回はその前編です。

先日、アパレルブランドを立ち上げようとしている方の創業計画書を診ました

創業支援の専門家から指導を受けながら作った創業計画書とのことで、創業者は自信満々ですが、、、資金計画を見ると、通常の創業ならそれで良いですが、創業者がやろうとしているアパレルブランドの立ち上げでは、今の倍くらい資金を用意しないとおそらく 2年目で行き詰まることを指摘すると、ショックを受けていました。

(→ 理由と今後の対応をアドバイスすると納得していただけました)

おそらく、創業計画書作成を指導した創業支援の専門家は、専門家といえるだけのキャリアは積んでいたと思いますが、だからといってあらゆる業種の固有のセオリーに精通しているわけもなく、、、

多くの事業に当てはまる万能とも思えるセオリー(成功の可能性が高まるもの)であっても、アパレルのこの業態には全く合わない、、、つまり、この創業計画書は、業種業態固有のセオリーには反した状態(失敗の可能性が高まるもの) だったのでした。 ・・・実は、アパレルの場合、一般的なセオリーに合わないことが多いかもしれません^^;

相談者も、その業種の専門家でない方に相談するなら、ご自身のやろうとしていること(事業内容)を事細かに説明する必要があったかな(→ 私は、この業種業態の経験が豊富であったため、一目で問題点を指摘できただけのこと)。 ・・・この辺りは、相談者が理解しておきたい【専門家に相談する際のセオリー】といってもよいでしょうね^^

(おわり)