日頃、何気なく行っている個人情報の登録 や スマホアプリのアクセス権限の許可。 クーポン利用するには、ポイントを貯めるには、アプリを使うには、、、ちょっと嫌だなと思っても、利用するには仕方ない。 ・・・その内に何とも思わなくなり、流れ作業のように入力したり、OKにチェックしたり。
私は、気にはしつつも、仕事柄、公に出ている個人情報が多いため、多少の情報は漏れても影響ないし、行動履歴を分析されても後ろめたいこともそんなにないし、と登録してしまうのですが、、、それらがどう利用されているか具体的に聞くと、やはり考えさせられるものがあります^^;
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情報分析においては、個人を特定する形では利用しない、あるいは、大量のデータを処理するため、個人単位で分析する余裕はない、というのが基本ではあるのですが、、、消費者心理などより深い部分の分析をする場合、やはり個人単位まで掘り下げていくことになります。
例えば、年齢、性別、所在地、家族構成、所得などの基本情報(属性)に、趣味や志向を掛け合わせ、こういう人はこんな志向がある・・・と分析を進めていく時に、趣味や志向は、自分が登録時にチェックした項目ではなく、閲覧・購買データ等と紐づけて把握されることになります。 また、「複数のサイトや企業間でのデータ共有」が利用規約に記載されていたりしますが、そうした場合、複数のサイトや企業間のデータを紐づけて、より多面的・複合的に把握されることになります。
さらに、スマホの位置情報の送信を許可していると、どの時間帯にどこに行く人なのか、どの地点でどのくらい滞留しているのか、その時の購買データ、どの場面でどのサイトを見ているのか、曜日別の行動パターン 等々、位置情報を起点とした複合的な行動を紐づけて把握されてしまうのです。 例えば、位置情報をONにすると近くの店が分かって便利と「ONを勧めるメッセージ」が出たりしますが、そうした理由だけではなかったりしますね。
・・・私個人の特定まではしていないと思っていますが、それでも、あらゆる行動を紐づけて把握され、その行動の裏にある心情を分析されている、そうした生データや分析結果が売買されている・・・正直にいうと、ストーカーに狙われているみたいで気持ち悪い、と思ってしまいました^^;
監視され、分析され、金儲けに利用され、、、まあ、その代わりに便利なサービスを利用したり、ポイントをもらったり、という便益を得ているのですけどね。
ちなみに私は、登録しない選択肢はないので、ささやかな心の抵抗として、位置情報や cookieの利用は出来る範囲で許可しないような設定で登録しています^^