これまで、「強みと機会(チャンス)の掛け合わせ」を考えることが大切であること、強み」について、押さえていただきたいポイントをお伝えしました。 ↓↓写真をクリックすると記事が開きます

「強み」と「機会」、正しく理解していますか?

東京の中小企業診断士のコラム。事業戦略の基本中の基本は、「強みと機会(チャンス)の掛け合わせ」を考えること。でも、ここをもっと掘り下げて伝えてくれる書物やセミ…

「強み」を正しく理解していますか? (前編)

東京の中小企業診断士のコラム。事業戦略の基本中の基本は、「強みと機会(チャンス)の掛け合わせ」を考えること。でも、ここをもっと掘り下げて伝えてくれる書物やセミ…

本日は、「機会(チャンス)」について、押さえていただきたいポイントをお伝えします。

機会」とは、売上や収益向上につながるビジネスチャンスのこと、、、自社を取り巻く外部環境の中で、自社にとってプラスに働くであろうことを挙げていきます

ここで 1つ目のポイントですが、うちには関係ないとすぐ切り捨てない今後の可能性も検討すること。

例えば、内需低迷の折、インバウンド需要は経営に大きなプラスとなるもの。 でも、「うちはインバウンドは関係ないから」と すぐ切り捨てるのではなく、「現状はインバウンドは関係ないけど、どうにかしてインバウンドを取り込む方法はないだろうか?」と、今後の可能性を検討していただきたいのです。

2つ目のポイントは、機会の賞味期限を意識すること。

例えば、コロナ禍の「食」業界で盛んに行われたデリバリーやテイクアウト、自販機など、、、コロナ禍、接触を避けるところにニーズがありましたので、正に「機会(チャンス)」のど真ん中。 でも、コロナが明ければ外食に人は戻りますから、最初から それまでのつなぎでしかありません。 ですから、賞味期限を考えて、最小限の投資で実施することが求められたはずですが、、、結構なお金をつぎこむ人が後を絶たなかったですね(→ コロナ融資や助成金のの部分です)

3つ目のポイントは、その機会を手にしようと、競争が起きることを視野に入れること。

例えば、餃子ブームを大チャンスと捉え、餃子テイクアウト専門店を出したものの、次から次へと美味しい餃子の店が出てくると、そこで生き残るだけの店舗運営(独自の美味しさ・値ごろ感・接客・販促 等)が求められますね。 ・・・熾烈な競争になると、チャンスを手にすることなく退場する可能性もあります

・・・こうして見ていくと、1つ目3つ目は、その機会(チャンス)に掛け合わせる「強み」も同時に考えていく必要がありますね

コラムでの限られた情報提供ではありますが、強み」と「機会(チャンス)」について、ポイントを意識しながら、正しく理解していただければと思います^^