9月半ばも過ぎたのに、残暑というのか 真夏がそのまま続いている状況。 ・・・まあ、今年に限らず 残暑は長引く近年、、、そのうち急に肌寒くなるのだろうと、個人としてはあまり気にしていませんが、、、そろそろ紅葉なのに、ヒガンバナのシーズンなのに、と行楽地では 今後の対応に追われている様子。
近年、季節をウリにする商売は苦戦、、、アパレル業界でいえば、春と秋にあたる SS・AW立ち上がり商材が動かない傾向が続いていますね。
振り返れば、私がアパレル企業に在籍していた頃に「夏素材の秋カラー」企画が出始めたので(→今は一般化)、かれこれ 20年以上前から端境期商材の傾向が変わってきた、、、それでも当時は 春企画・秋企画はまだ成り立っていたため、近年は、それが成り立たないくらいに温暖化してきたのだな、と感じています。
・・・こうしたことを合理的に捉えれば、春企画・秋企画はやらない、やらないわけにもいかないなら限定企画として少量に留めることが求められますが、、、長くアパレル業界にいる人ほどそうした行動が取れない傾向にありますね。
例えば、国内向け企画ではなく 欧州向け企画をやることになったら、、、国内向け企画(企画サイクル)では通用しないので、誰しもが 一から企画(企画サイクル)を考え直すと思いますが、、、そうしたことと同じくらい、10年前、20年前とは別物との考え方が必要になってきた、と捉えていただく必要があると思っています。
・・・長年、アパレル関連の支援をしていると、「今年こそは!」と 春・秋に力を入れ、受注が付かないブランド、仕入れたけれど売れない小売店を数多く見ていますので、、、これまでの商売の考え方、あるいは、古き良き時代を!の思いから早く切り替えていただきたいな、と思っています。
ちなみに、私の助言を聞き入れて、春企画を通年使える雑貨主体に切り替えた事業者は無事に事業を継続していますが、、、数は減らしつつもこれまで通りのMDで仕入を行った事業者は資金繰りが回らなくなりました・・・ご参考まで。
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