9月半ばに、【アパレル業界、2023AW立ち上がりは苦戦か!?】(←クリックすると別ファイルが開きます)のコラムを書きましたが、、、その後、12月になっても気温が15~20度の日が続くなど、関東ではニットやダウンを来ている人はそれほど多くない、希に見る暖かな秋冬シーズンに。。。
これでは、2023AW、国内一般アパレルは壊滅といっても良い状況でしょう。
・・・ちょうど Yahoo!ニュースに、【サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落】なる記事が出ていましたが、、、物価高騰もありますが、今シーズンに関しては暖冬も大きな要因といえるでしょうね。
ちなみに、「国内一般アパレル」とまどろっこしい書き方をしましたが、、、海外向け、国内富裕層向け、国内インバウンド向け・・・については好調なブランドが多いですので、業態によって業況は全く異なるシーズンとなっています。
業況の思わしくない多くの国内一般アパレルについて、これからやるべきことは在庫をいかに捌くか。
・・・値引きやマークダウンをすれば、当然、利益率(収益)は悪化しますが、在庫をいかに換金してシーズンを終えるか、、、本当に壊滅してしまう前に、損耗承知の撤退戦に移ることが求められます。 どれだけ在庫を抱えているかにもよりますが、「来週から寒くなるし・・・」などと判断を先送りさせていると、手遅れになるのでご注意を。
ちなみに、私がベンチマークしているのは、ユニクロの「期間限定価格」や「値下げ」の情報。 実需の状況に照らし合わせて、対象アイテムや値引き額等を見ていると、、、販促のため、販促かつ在庫を捌くため、在庫を捌くため、在庫の投げ売り・・・といった意味合いが見えてきます。
・・・店内の状況(物量・来店状況等)もすぐ見に行けるし、WEBサイトも見やすく(メール登録すると限定価格情報が届きます)、情報収集がしやすいのでベンチマークにお勧めしています。
シーズン通して見ていると、ユニクロは、販促かつ在庫を捌くための値下げが非常にうまいので、特に、在庫を多く抱えるブランドには、参考になるかなと思っています。