最近、立て続けに食中毒の報道が出ていますね。 中には、幼児も買いにくる!と紹介記事が掲載されていた店もあり、そうした店での食中毒はかなり心配な状況です。

私が支援の際に特に警戒するのは、経験が乏しい新規開店者の場合、、、衛生観念が緩い人が相応にいるのですよね

とにかく美味しいもの、他ではやっていないもの、人気になるもの、といったメニューや商品の開発には並々ならぬ努力をするのですが、それを提供する大前提となる「衛生面」に関しては無頓着。 ・・・「そんな作り方で(衛生面は)大丈夫なの?」 と苦言を呈しても全く意に介さず、という人がいるのですよねぇ。

例えば、ゴム手袋をして食材を洗ったり・切ったり・こねたり、、、その作業中、急に思い立って生ゴミを処理。 ゴム手袋は外さず溜まった生ゴミを触り、手をざっと水道水で流し、タオルで拭いて食材を使った作業に戻ります。 ・・・手洗いは、石鹸・消毒液を使わずタオルは朝から使い回し、、、一連の振る舞いに苦言を呈すると、「え!? だってこのあと焼くから」・・・いやいや、食中毒の基となる毒素が付いていたら、焼いても毒素はなくならないから! それに、何度か作業を見ていると、焼いた後の仕上げの時にも同様のことを、、、それ完全にアウトでしょ!!

新規開店者というと、経験の乏しい若い世代という印象を持たれるかもしれませんが、、、脱サラ退職後の第二の人生といった中高齢世代も結構います。 同業種の経験者であっても、会社のルールに従って漫然と働いていた人も多いため、全く理解できない人もいますね

例えば、アルコール消毒 → 経費がムダなので回数を減らす、 ゴム手袋 → もったいないので使い回し、 煮沸消毒 → 時短のため沸騰前に短時間つけるだけ、 厨房の掃除 → 綺麗に使っているから週1回のみ、 トイレから帰ったら手はざっと水洗いのみ、 アレルギー表示は面倒なのでしない(義務化されていますが)、 常にハエが飛んでいる(殺虫剤を使えないから仕方ない/逆に 所構わず殺虫剤を使う人も)、、、

・・・普通の人が普通に考えても 「え!?」 と思うことを平気でやる人がいるのですよ。。。

残念ながら、こういう人にどれだけ厳しいことを言っても、改善されるのはその週くらいで、すぐ元に戻ります。 自宅ではご自由にどうぞなのですが、業として食ベ物を扱うのであれば、衛生観念が緩いのは致命的ですよね。 それでも、多数の通報や、証拠を揃えての通報がないと、保健所から指導が入ることはありませんね

こういう現場を見てきた立場からすると、、、消費者は、何でも安全なものとは思わず、自衛のために自身の目・鼻・舌で判断することも学んでいかないといけないのかな、と思っています。