昨今、円安による輸入品の値上げ、輸入材料使用による飲食メニューの値上げ、海外旅行が非常に高くなったなど、為替の影響が身近なものになりました。

・・・そうしたことで、先日のコラムのような 「にわか評論家」 が雨後の筍のように出ていたのですが、、、円高に振れるやバッタリと見なくなってしまいましたね^^;

振り返れば、2022年1月は 1ドル 115円台、2022年10月は 151円台、昨日は 127円台・・・と乱高下。 「元々は弱ってきた国力の割には円高」 と見られる向きもありましたので、そろそろちょうど良いレンジに入ってきたでしょうか。 ・・・個人的には、120-125円のレンジだとありがたいですが。

さて、円高に振れるとすぐに声が挙がるのが、価格は下がるよね??

・・・残念ながら下がることはありません。 考えてみれば、円安に振れてきた時も すぐ値段を上げていないわけで、我慢を重ねての値上げ・・・この我慢分で損をしていることを考えれば、すぐ下げることもなく、再度円安に振れればまた価格改訂というのも困るため、しばらく様子見でしょう。

それに、政府と報道機関による賃上げ圧力、、、今までより利益を上げないと賃上げの原資は確保できないため、価格は値上げした状態からほぼ変えず、小売・サービス業なら 販促による還元(ポイント還元・特別セール等)、卸売業や材料関係(BtoB) なら 値引き・バックマージン等で対応することになるのでしょう。

国からの電気料金の補助も始まることで 少しは物価高騰の補填がなされ、一頃よりは経営・生活が楽になる方が多いと思いますので、、、このタイミングで一息入れて、先々の戦略を練っていただければと思っています。