【観測気球】 世論の反応を探るために、わざと流す情報や声明のこと。

この数年、政府による観測気球がやけに多いと感じています。 ・・・コロナ禍の行動制限、増税(消費税・所得増税・法人税・贈与税・相続税・復興税・走行距離課税・空き家の固定資産税 等)、社会保障負担増、マイナンバーカード未取得者に対する不利益施策…など、枚挙にいとまがありません。

ニュース(ネット記事) に流して 国民の反応を探っているのでしょうが、景気は気(マインド) が作り出すもの、、、一般国民にとってこうネガティブな情報を出されては、本当にそうするかどうかに関わらず 消費意欲は減退するもの、、、増税を匂わされて、お金を回そうとはならないですよね。

・・・その結果、企業は内部留保に、国民は貯金に回すようになり、ますます消費は冷え込んでいくことになります。

先日も、「少子化対策の財源として、将来的に消費税率の引き上げも検討する必要がある」 といった趣旨の与党重鎮の発言がネット記事に。 ・・・その後、「当面は消費税に触れない」 と否定しましたが、多くの国民は 「近いうちになし崩しに増税するのだろう」 と思うことでしょう。

今日もまた 「消費税 14%」 なる記事が、、、ワイドショー等で話題になれば、また一旦は否定するのでしょうけれど、こうした観測気球を上げるほど消費マインドは抑制、ますます景気は悪化傾向に ・・・この数年、こうしたことを繰り返しているように感じています。 国民の反応が気になる(小心者) のでしょうが、その影響を考えていただきたいものです。

経営(業績) には、こうした観測気球の影響もありますので、ご留意いただければと思います。