子供を見れば、親の育て方が見えてくるもの。 それと同じように、社員を見れば、経営者の育て方が見えてきます。 厳しくしつけられていることもあれば、何もしつけられていないことも。 そして、そうしたことは一人ひとりの社員を見るまでもなく、事務所や店舗に入った瞬間に、その空気感として表れています。

これまで多くの経営者と接してきましたが、一昔前に比べ、優しい経営者が増えてきたように思います。 ただ、「優しい」 ということ自体は良いのですが、「厳しくできない」 という経営者は困りもの。

社員が間違ったことをしてもニコニコ、気付いていても気付かないフリ、、、長所を伸ばすというのは良いけれど、やってはいけないことをしているのに何も言わないというのはどうなのかな?? そうした優しさという名の 「事なかれ主義」 は、ワガママな社員を増長させ、意識の高い社員を流出させることにつながります。 そして、そうした空気感は、お客様や取引先にも伝わるものです。

厳しくするのは、真面目に頑張っている社員のためであり お客様のため。 「厳しくできない」 の影響は、相応の時間を経た後に現れるものですので ご注意を。