点があります。 それが横に動くと線(一次元) になります。 さらに縦に動くと面(二次元) になります。 さらに奥行き方向に動くと立体(三次元) になります。 これが地球上の物体を構成する三次元の概念です。 ここに 「時間」 という別の概念が入ることで 四次元となります。

例えば、仕事で虎ノ門駅から 37森ビルに行くのは 二次元、ビルの階段を上がって 3階に向かうのは三次元、13時に伺う約束というのは四次元 ・・・ つまり、私たちは特に仕事をする上では、四次元空間にいるといえます。

しかしながら、残念なことに、四次元空間で仕事をしていない人が数多くいます。

いつまでに終わらせないといけないのか意識していますか? この後何をするのか理解した上で作業していますか? 時間の経過に合わせてどのような変化があるか考えていますか? 時間の経過に応じてやり方を変えていますか?

改善策の効果はどれくらい続くと考えていますか? 改善策を実行した後の競合の動きを考えていますか? 予測資金繰り表は作成していますか? 短期・中期の経営計画書は作成していますか?

仕事や事業活動の巧拙は、突き詰めていけば、常に 「時間軸」 を意識して行動しているかどうか、それ次第といえます。 今しか・目の前のことしか見えていない従業員をいかに四次元空間に引っぱってくるか、、、その第一歩は、経営者が常に 「時間軸」 を意識することといえます。