三越伊勢丹ホールディングスが、衣料品・靴・雑貨などの製造小売事業に本格参入するとの報がありました。

基本的に、現在の百貨店は場所貸し業。 業績を上げようと思っても、テナントであるブランドが良ければ良いし 悪ければ悪い ・・・ 自分で商品を作って販売しているわけではないので、直接的に業績を上げるような対策が打ち難いという歯がゆいご商売をされています。

この数年来の百貨店の低迷は 正にアパレル業界の低迷に他なりません。 直接テコ入れするべく 百貨店最大手が本格的に動くということは、アパレル業界にとって大波になる可能性がありますね。 これからどう展開されるのか楽しみです。

2019年 3月までに、駅ビルやSC に 100店の新規出店の計画もあるようで、そこに魅力的な自社商品を投入するとなれば、既存アパレル各店は大きな影響が出るでしょう。 アパレル業界関係者は、こうしたマクロの動きが自社にどのような影響を与えるのか、事前に考えておきたいところです。