ギリシャの国民投票で、EUの財政再建策に反対という結果が出ました。 大阪のときと同じように全く関係ない立場なので、野次馬的に見守っていましたが、、、反対多数というのには少し笑ってしまいました。 借りたら返す、これ当たり前のこと。 国をあげて緊縮財政を否定して、この先どうするつもりですかね?(笑)

以前、支援先がこれと似たような事態に陥りました。 返済の見込みはないけれども 金融機関からの緊縮策は受け入れず、、、逆に内政干渉だと怒った結果、金融機関からは追加融資を止められ、残金の即時返済を求められました・・・そりゃそうですよねぇ(苦笑)

中小企業の支援をしていると、こうした切迫した資金繰りの事業者にお会いする機会がありますが、残念ながら多くの場合、上手く融資を得ることができていません(・・・だから、私が呼ばれるのでしょうけど・汗)。

それは、多くの事業者は 「今困っているから貸して欲しい」 と訴えますが、融資する側は 「将来返済の見込みがあるのか? それに向けて努力するのか?」 という視点で融資の可否を判断しますから、両者の見ているところ(今・将来) が違っている時点で 交渉にすらならない可能性が高いのですよね、、、特に困っている度合いの高い事業者ほど、そうした視点が欠落する傾向が高いように感じています。

融資をお願いする際には、今どれだけ困っているかという自分の事情を訴える前に、融資する側が何を考えているのかということに思いを巡らせていただければ、相手の反応も少しは変わってくるのですけどね、、、ご留意いただければと思います。