製造業で、特に OEMをされている方に必ず伝えていることがあります。
・・・それは、「少しでも早く納品する」 ということ。

すると、その商品は 予定よりも早く店頭に並び、より早く顧客の反応を見ることができるようになります。 そして、反応が良ければ追加発注が出ますし、顧客の声を受けていち早く仕様変更することで より多くの販売につなげられるようになります。

実は、発注者の立場からすると、店頭に出せる商品が納品されているのに、黙って置いておくというのは心情的に難しかったりします。 ・・・特に、昨今のような中々売れない時代であったり、その商品が期待の商品なら尚更です。

ですから、売れるであろうものこそ、1日でも早く納品することで、巡っては追加発注という形で製造現場に富をもたらすことにつながります。

私が生産管理をしていた頃、売れそうな商品の場合には、旗艦店でサイズ・カラー展開できる分だけ(最小限の枚数) でも、納期前倒しで進めていたものです。 ・・・製造現場としては、セット替えが増えるし、分納になるため生産効率は落ちるのですが、、、店頭での反応が先に分かるため、より多くの追加発注が出せるようになるのですよね^^

ただ、急ぐことで品質が落ちるのは本末転倒ですし、、、あまりに早く納品したり、毎回必ず 3日前に納品なんてことをすると、余裕があると思われてタイトな納期設定にされる可能性がありますので、、、どの商品の時に どの程度納品を早めるのか、上手く頭を回しながらスケジュール調整していただければと思います^^