昨日のコラムにも書きましたが、小規模事業者持続化補助金は、補助金なんだから ある程度 「難しい」 のは当たり前。 そこに文句を言って諦める方には、残念ながら何もしてあげることができません。 しかしながら、経営計画書の内容について 「難しい」 と感じている方については、少し冷静に考えていただければと思っています。

まず、セミナーでお伝えした 「私が作成した記入例(虎の巻)」 は、「どのような事情の方でも採択されるレベル」 という点を押さえていただきたいと思います。

それは、それぞれの事情に応じて 「加点」 や 「減点」 があるとお伝えしましたが、、、例えば、「事業承継に関係なく 過去に採択されている方」 が 80点の評価を得なければ採択されないとしたら、「事業承継に関係があり 一度も採択されていない方」 は 50点の内容でも採択されるということ (※点数は実際の採点ではなく単なるイメージとして捉えてください)、、、

つまり、それぞれの事情に応じて、高い評価の得られる経営計画書を作らなければ採択されなかったり、あるいは、低い評価しか得られない経営計画書でも採択されるということを意味しています。

「セミナーで教わった内容で作成したのに採択されなかった」 というのでは大問題ですので、、、具体的には、事業承継に関係がなく(加点なし)、過去に採択されており(段階的に減点)、ホームページ作成やシステム導入などIT利活用に直接的につながる取組内容となっていない方(IT利活用の加点なし) ・・・つまり、審査で最も不利な条件の方であっても採択される 内容で教えているのです。

ですから、こうした方よりも有利な条件の方は、もう少しレベルの低い内容であっても十分に採択されることでしょう。 ・・・補助金申請という意味においては、ご自身の事情に照らし合わせて、そこまで気構えずに取り組んでいただいても良いと思っています。

さて、昨日同様 「でもね・・・」 と続きますが、長くなってきたので後編でお伝えします。