東京は、電車の路線や駅の乗り換えが迷路のようで、地方から来る人の悩みの種だったりしますね。 私は、かれこれ二十数年 東京に住んでいますが、利用する路線や駅は割と偏っているため、滅多に利用しない路線の場合には、内心ドキドキしながら利用しています(笑)

昨日は、あまり利用しない路線で仕事先に向かいましたが、過去にも行ったことのある経路でしたので、おぼろげな記憶を頼りに乗り替えながら最後の電車に乗りました。 車内は、降りられなくなりそうなくらいの混雑でしたので、事前に動けるよう あと何駅か確認しようと思い、ドア上部の案内ディスプレイに目をやりました。 すると、いつまで経っても路線図等の表示に切り替わらず、、、どうも画像システムの不具合のようです・・・。

揺れも大きく大混雑のため タブレット検索はできず、車内アナウンスも良く聞こえません。 人の隙間から駅の看板を見つけては次がどこかを確認すること数駅、、、人をかき分け何とか降りることができました(汗) これが旧式の車輌であれば、紙で常に掲示されているため こんな苦労はしなかったのですが、、、何でも IT化・電化というのはやはり考えものだなと思った十数分の出来事でした。

さて、中小企業支援をしていても、システムの不具合で生産予定が分からない、発送先も分からない、サーバーダウンのため問い合わせに応えられない、データ喪失で過去の受注内容が喪失してしまった、、、そうした状況を目にすることがあります。 ITを活用することで利便性が高まる反面、そればかりに頼ると、故障や電源喪失により業務の遅滞、場合によっては深刻な問題を引き起こすこともあります。

IT化を進める際には、データだけでなく紙媒体も並行して利用する、バックアップデータを保管する、あるいは、普段からデータばかりに頼らず記憶に留める意識を持つなど、利用できなくなる状況に備えたバックアップ体制も同時に検討していただければと思っています。