【定点観測】 同じ場所(定点)から継続的にある一定の視点をもって観察し、以前のものと比較してその差異を分析すること。 (はてなキーワードより)
 

私は 中小企業診断士(経営コンサルタント) として事業者さんの経営支援・現場支援をしていますが、その支援間隔は事業者さんによってマチマチです。

例えば、助成金申請のために 1回だけ、プロジェクトのために 3ヶ月間など、期間限定の短期的な支援もありますが、月に 1回、3-4ヶ月に 1回、あるいは年に 1回など、継続的に支援している事業者さんも多くあります。

そうした継続的に支援している事業者さんについては、支援内容に 「定点観測」 という視点がプラスされることが大きなメリットなのかなと思っています。

例えば、経営者の雰囲気・表情・話し方・話す内容・所作、店(工場)の雰囲気・売場(工場)の管理状態・従業員の様子 などなど ・・・ そうした点を見るというより 肌で感じることで、多くの場合 一瞬で以前との違いを感じ取ることができます。 

先日も 久しぶりに支援に伺った先で、事務所に入った瞬間から嫌な空気(気配) を感じていたのですが、、、業績は案の定 ・・・ 自分で言うのも何ですが、そうした肌感覚はとても敏感です(苦笑)

業績が変化するから現場(見えている所) が変化するのか、現場(見えている所) が変化するから業績が変化するのか、、、不思議と業績の変化と現場の変化は一致しているのですよね・・・。

会社の状態も体の健康と同じで、急激な変化は気付きますが、毎日の小さな変化は 実は当人の方が気付き難いものです。 早く気付けばそれだけ多くの手が打てますので、経営者の皆さまは、ぜひ ご自身の健康も会社の健康も、定期的に確認していただきたいと思っています。