仕事からの帰路、フト思い立って 以前支援していた企業の所在地に向かいました。 かれこれ 2年振り、こんな感じだったなぁと記憶を辿りながら歩いていると 見覚えのある建物が目に飛び込んできました、、、あるんだ!!

実は、2年ほど前に倒産してしまったため、てっきり更地になっていると思っていましたが、そのままの形で残っていたことに驚いたのでした。 しかし、以前と違っていたのは、機械の動く音や活気のある様子が伝わってくること、、、日も落ちて辺りは暗かったため社名は見えませんでしたが、新しい会社が入っていました。

あそこの部屋で毎回 会議していたんだよな・・・。

当時、「このままでは倒産する」 という中で綱渡りの支援を続けていましたが、経営者が最後まで意識を変えることができず、最後は投げ出して行方をくらませたという顛末、、、今思い出しても何とも言えない気持ちになります。

今回なぜわざわざ現地まで足を運んだのか・・・。 最近の支援で、何となく同じ末路を予感させる企業を立て続けに見たことで、自分自身その先に待っていることを再認識したかったのかなと感じています。

厳しい経営状態の企業では、「このままでは倒産する」 と言いながらも、心のどこかでは 「何とかなる」 と思っている人が非常に多いのですが、、、先行き危ないと思ったとき、この先に何が待っているのかを直視すること、そうはならないと不退転の決意をすることが 再生への道のりの第一歩だと思っています。