消費税増税まであと 1ヶ月少々・・・あちらこちらで、「増税前のまとめ買い」 などで需要喚起されていますね。

私も、先日の大雪で食料の備蓄が減っため、在庫補充+積み増しに勤しんでいます。 もうすぐ震災から 3年経ち、缶詰などの賞味期限も短くなっていますので、この機会に 保存食の買い替え、乾電池や常備薬の補充などされてはいかがでしょうか。

さて、消費税増税に伴う対応で、かねてから混乱必至と言われていた店頭価格の表示方法ですが、、、先日、初めて混乱した状態を体感してきました。

これまでは、例えば、「105円(税込)」 「105円(本体 100円+税5円)」 などのように総額が表示されていたため、いくら支払うかが買う前から一目瞭然でした。

しかし、「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」(消費税転嫁対策特別措置法) によって、平成25年10月1日 から 平成29年3月31日までの間は、税込価格(総額表示)を表示しなくてもよくなりました。 (※ 但し、税込価格と誤認されないための措置 が必要です)

つまり、この法律によって、「100円(税抜)」 という表示もできるようになったのです。

そうすると、今までよりも安いと思って買ってしまう、会計の際に思った以上の金額になってしまう、テナント間で統一できていない場合には 税抜表示のお店と総額表示のお店があって分かりにくい・・・というような事態が予想されますね。

それでも、小売店では、お客様が混乱しないように対応してくれるのだろうと思っていましたが、、、私がよく買い物をするお店では、スーパーは 「内訳を記した総額表示」 から 「税抜表示」 に変更、 惣菜店は 「総額表示」 から 「内訳を記した総額表示」 に変更、 鮮魚店や和菓子店などはこれまでと同じく 「内訳を記した総額表示」 を継続・・・というように別々の対応をしていました。

加えていえば、「税抜表示」 に変更したスーパーではありますが、レジ袋は 「税込表示」、市指定ゴミ袋は 「課税対象外」 というように表示方法が複数存在していました。  ・・・私もそうですが、多くの来店客は、これら複数のお店を買い回りしています。 それなのに、表示方法が統一されていないのはとても分かりにくいですね。

そもそも、なぜこのような複雑な状態になっているのかというと、5%から 8%→10% へと短期間に 2度も消費税率の変更が予定されていることから、「事業者の表示変更の手間を省くため」 というこなのですが、、、

いくら法律があるとはいえ、(強制ではないのですから) どのような表示にするのかは経営者の判断です。 これまでの継続性や、お客様がどのように感じるのかを考えた上で判断していただきたいなと思っています。 これまでお客様志向でやってきたのですから・・・。