(つづき)

本来、事業者は、小規模事業者持続化補助金の申請を通じて、、、

自社を取り巻く環境がどのように変化しているのかを理解したり、その調べ方を学ぶことができます。 自社の内側をじっくりと掘り下げて考えることで拠り所にするべき 「強み」 を見出したり、思いがけない 「強み」 に気付くことができます。  そうしたことを踏まえながら先々の事業展開を注意深く考えることで、将来に可能性を見出すことができるようになります。 売上・利益につなげるために押さえなければならないことを知ることができます。

こうしたことを知らなかったり、やってこなかったりする事業者も多いですから、、、この補助金申請に取り組むことが、そうした事業者にとっては大変貴重な機会となるのです。 ・・・それを、専門家や支援者が作成するというのは、、、事業者が学ぶための貴重な機会を奪うことに他なりません。

極論を言えば、たとえ採択されなくても、経営計画書を作成するプロセスで考えたことや学び取ったことが、この先の大きな武器になります ・・・安易な方法で 50万円を得るよりも貴重な経験値を得ることができます。 私は、単にお金を与える支援ではなく、お金の稼ぎ方を身に付けてもらうための支援であるべきと思っています。

売上や採択を成果と位置付けてしまうと、大変貴重な機会を失うことにつながる懸念がありますので、、、支援を受ける際には、自分にとって本当に必要なことは何かを考えてみるのもよいと思っています。

(おわり)

~ 右横下段 カテゴリー 【17-持続化補助金・経営革新計画等】 もご参照ください ~