浅田真央さん引退のニュースで影が薄くなってしまった感もありますが、、、今夜、本屋大賞が発表されました。 結果は、1月に直木賞を受賞した 「蜜蜂と遠雷(著者:恩田陸さん)」 が 2冠達成となりました(祝)

さて、本屋大賞は、「全国の書店員が選んだ一番売りたい本」 をテーマに、新刊を扱う書店(オンライン書店を含む) の書店員の投票で選ばれるものですので、昨今の出版不況にあって、伝統的な文学賞よりも実売に結び付きやすく、出版・書店業界にとっては 売上を伸ばす絶好の機会となっています。

しかしながら裏事情を明かすと、、、出せば売れるのが分かっていても、小ロット化が著しい昨今、バイイングパワーの小さな書店は配本部数が少なくチャンスを活かせなかったり、1冊の本が大量に売れる=古本としての流通量も多くなることから、思っていたほど新刊本の売上が伸びない ・・・なんてことも起きたりしています。

つまり、書店にとっては、「着火剤」 にはなるけれど 「起爆剤」 にはならないというのが正直な所で、、、書店の売上を安定的に伸ばすためには、やはり 書店独自の発掘や提案が必要になってくるのです。 皆さまの住む地域には、魅力的な書店はありますか?