今年、最初の出張は、いわき商工会議所(福島県いわき市) にて、経営計画の策定の仕方を学んでもらうセミナーでした。 こちらには、ちょうど 1年前に行って以来 2度目の訪問、、、前回のセミナーでは、皆さんとても熱心に取り組んでいただいた記憶がありますので、とても嬉しい気持ちでの再訪です^^

2017いわき市

さて、2年半ほど前に施行された 「小規模支援法」 ですが、概要を解説した資料の中に こんな一文があります。 「需要開拓や経営承継等の小規模事業者の課題に対し、事業計画の策定や着実な実施等を 事業者に寄り添って支援する体制や能力を備えた商工会・商工会議所・・・(略)」

つまり、商工会・商工会議所では、「小規模事業者に対して 事業計画の策定を支援する能力」 を備えていることが求められているのですが、、、果たして、経営指導員や経営支援員と呼ばれる職種の方々に、そうした能力が十分に備わっているのだろうか? 特に、ご自身がそうした職種の場合には、一度考えていただいた方が良いのかなと思っています。

十分に備わっている方は、持続化補助金等の支援を通じて、計画策定あるいは実行支援に着実に取り組んでいらっしゃいます。 その一方で、「持続化補助金は難しいので 申請しても採択されない」 と、逆に申請しないよう勧めている方を見ることがあります。 これは、ご自身にそうした能力がないことを転嫁している=恥の上塗りをしていることに気付いていないんだろうなと残念に思って見ています。

計画策定の支援ができるということは、最低でも、「持続化補助金で採択されるレベルの経営計画書を、ご自身が作れないといけない」 ということですので、一つの目安としてご自身の能力を棚卸ししていただきたいと思っています。 能力が不足していることを認識して 計画策定支援ができるよう一生懸命努力している方、あるいは前述のような残念な方、、、全国あちらこちらの地域の様子を垣間見ると、この 2年半ほどで随分と差がついてきているように感じています。