今朝、為替の様子をみてみると、なんと 1ドル 111円台に突入していました。

以前、輸入卸売の事業者を支援した際に、レートは 106円くらいでみているとのことでしたので、これまでの円高傾向の際には喜んでいました。 しかしながら、一気に円安にフレるとちょっと大変ですね・・・。

例えば、1回 3万ドル分の商品を仕入れるとします (※支援した事業者さんのことではなく、単なる例です)。 想定為替の 106円なら、仕入値は日本円で 318万円。 円高傾向の 103円なら、309万円で 9万円粗利が増えます。 そして、今 111円なら、333万円で 15万円粗利が減ります。

相場ですから変化はつきものですが、こう急な動きをされるとちょっと困りますね。

基本的には、少しの円安なら利益を削りながら耐えますが、ここまで想定からずれると売価を上げていかないとツライかな、、、となると、さらにそれを仕入れる小売事業者もちょっと困りますね・・・。

トヨタなど日本を代表する輸出企業は円安で利益が増えるし、物価も上がるため、国策として円安歓迎ムードがありますが、輸入関連の事業者は大変です。 そして、所得が増えないまま円安傾向が続くと、 一消費者としてはさらに生活防衛を強めなければならないので、内需関連の事業者はますます厳しくなっていきますね・・・。