20150716岐阜新聞記事 (クリックすると拡大します)

7月14日・15日岐阜市にて、「事業計画書の策定方法」 を学ぶ研修を行いました。 ご参加いただきました岐阜県内の商工会議所職員の皆さま、2日間に渡り大変おつかれ様でした。

昨年より、小規模基本法、小規模支援法が施行されるなど、国が小規模事業者の支援に本腰を入れて取り組むようになりました。 その中で、「商工会・商工会議所が、・・・(中略)・・・ 小規模事業者による事業計画の策定を支援し・・・」 と明確に示されており、、、つまり、今後、商工会・商工会議所の指導員・支援員が、小規模事業者の事業計画を策定できるということが必須の能力として求められています。

さて、今回の研修に参加した方の多くは、「難しい」 「本当にできるようになるのか?」 ・・・不安や高い壁を感じたはずです。 それは、今回、私は、「小規模事業者支援で実践できる(=小規模事業者の役に立つ)」 ということを前提に研修を行ったからに他なりません。

実は、もっと簡単に教えることもできます。 ただ、それでは、学んだ人はできるような気になって研修の満足度も高いのですが、実際には、支援で何の役にも立たない 「計画策定ごっこ」 で終わってしまいます。

事業計画書は、今後数年間の事業者の 「拠り所」 となるものですから、そんな簡単にできるのか? ・・・そう考えていただければ、数字遊び的に作った計画にどこまでの価値があるのか? ということも理解してもらえるかと思います。 (だから、これまでの支援で小規模事業者を救うことができなかった ともいえるかもしれません)

同法では、小規模事業者のビジネスモデル再構築など、地域経済の活性化のために大きな転換を求めています。 ・・・その前に、私たち支援者が、そうした支援ができるだけの力を持っておかなければなりませんね。 (自戒を込めて) 精進しましょう。