東北の夏まつりもついに閉幕しました。 今年は、台風11号の雨雲が東北地域を直撃し、残念なことにあちらこちらで影響が出てしまいました。

青森ねぶたは、最後の2日間一番盛り上がる日に大雨(祭りは決行)。 秋田竿灯まつりは、雷雨・豪雨のため演技を切り上げて終了。 仙台七夕まつりは、最終日午後からの大雨でイベントが中止(イーグルスの試合も中止)。 山形の花笠まつりは、最終日に雷雨・豪雨のため中止。

また、弘前ねぷたまつりでは、いたましい事故が起きてしまい 最後の2日間が中止となるなど、2014年の東北夏まつりは受難の年となってしまいました。

さて、昨今の低迷する日常の景況感の中、ハレの日であるお祭りは現状を打開するきっかけとなります。 また、観光客を主要顧客としている企業では、夏まつりを中心に 資金繰りや 1年の収益を見込んでいることも珍しくありません。 それが 中止となるとその影響は・・・。 さらに、直前のキャンセルや既に仕入れてしまった商品や食材などもあるでしょうから、大きな打撃を受けてしまった企業も多いことでしょう。

つまり、この 1年の東北地域の中小企業の業況を考えると、とても厳しい冬を迎えるということになるのでしょうか・・・。 消費税 10%に向けて こうしたことも判断材料にしていただき、くれぐれも 10%ありきで進めないことを願っています。