転ばぬ先の杖 ・・・ 【意味】 つまずいて転ぶ前に予め杖をつく意から、事前に注意していれば 失敗することがないということ。  (日本国語大辞典)

 

自分自身を思い返してみると、、、両親や先人の教えなどはあまり聴かず、転びながら痛い思いをしながら歩いてきたように感じています(苦笑)

しかしながら、転んで痛い思いをした、失敗という遠回りをしたことが、後に、非常に大切な、貴重な経験だった と感じることも数多くあります。

ですから、必ずしも 「転ばぬ先の杖」 が必要だとは思っていません。 さらにいえば、後の成長を妨げることにもなりかねない とさえ思うこともあります。

無用な失敗をしない、ダメージを負わない、最短距離で目標に辿り着ける ・・・ その反面、貴重な経験や成長の機会が得られない可能性もあります。 何事も、メリットとデメリットを考えないといけないですね。

「転ばぬ先の杖」 は、実は、「諸刃の剣」 にもなるのです。

 

ちなみに、「失敗から学ぶ」 ことに重きを置く場合は、「致命傷となるような怪我をしてはならない」 ということも覚えておきましょう。

致命傷となるような大きな失敗をしてしまっては、「失敗から学ぶ」 どころか 再起が難しくなりますので。