中小企業診断士養成課程・第19期生は、2回目の実習を終了しました。

19期生の皆さま、暑い中の実習 大変おつかれ様でした。 カリキュラムが詰まっているため中々休養がとれないと思いますが、また次の実習に向けて 心身のメンテナンスをされてください。

私の受け持つ班というよりは、広く19期生、さらには 今秋より入校される20期生に向けて、こっそりメッセージを残しておきます。

 

私が勤めていた頃のこと、社長の年頭挨拶で 「じりつ」 について話していました。

「じりつ」 には 「自立」 と 「自律」 の二つの意味がある。 プロフェッショナルな人財として、自分で立つこと、自分を律することを意識してください、そうした力を付けてください・・・というものです。

参考までに、言葉の意味を載せておきます。 (ともに大辞泉より)

【自立】 他への従属から離れて独り立ちすること。  【自律】 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

何かに寄りかかったり、何かのせいにして過ごすのは楽なこと。 しかし、そうして過ごしてきた時間の中には、残念ながら得られるものはほとんどありません。 私自身、今でも戒めとして意識している言葉です。

でも、、、そうありたいと思っていても、誰かを頼ってしまう、誰かのせい 何かのせいにしてしまうこともあるでしょう。 そうした時に、自分ときちんと向き合って たとえ 1歩ずつでも前に進もうとした者と 見て見ぬふりをして流してしまった者とでは、6ヶ月もすると 同期と呼ぶことがはばかられるくらいの差が開くことでしょう。

おそらくここが大きな分岐点。

たとえ 1回目、2回目がダメだったとしても、ここで踏ん張れば大きく変わっていきます。 しかし、表面的な部分にしか目を向けずに 同じやり方を繰り返すならば、これまでの考え方や行動が固定化されてしまいます。 一度固定化すると 中々変えることは難しくなりますね ・・・ だから、私は、勉強の仕方や取り組み姿勢を厳しく伝えています。

社会人になってから、人によっては一家の大黒柱になってから、こんなにも長い期間 「今までの自分を大きく変えることができる時間」 を与えられることは、そうそうあることではありません。

限りある時間を大切に、プロフェショナルな人財になることを意識して過ごされることを 心から願っています。