今日は、「サクランボ日本一の町・山形県寒河江市」 に来ております。 それにちなんで、「さくらんぼ」 ならぬ 「チェリーピッカー」 について書こうと思います。

チェリーピッカーとは、特売品だけを狙って来店する(買っていく)お客様 を指す用語で、「熟した美味しそうなサクランボだけを摘む人」 が語源となっています。

お店では、来店を促すために超特価でチラシを打ったり、その日だけの限定値下げなどで集客や購買を促します。 ただ、破格の値段で販売するため、仕入値を安くするよう交渉したり、利益を削って販売したりすることになります。

そこにチェリーピッカーばかりが来店したら・・・。 当然、他の商品には目もくれず、値下げ品だけを買っていきます。 すると、お店は期待するような売上や利益が得られず、広告費も回収できずに大赤字・・・なんてことにもなりかねません。 ですから、チェリーピッカーを目の敵にする経営者も多いと思います。

私の場合、普段購入している商品の価格帯は大体覚えているため、「それよりも安い!」 と感じた場合にはそこで買う・・・というスタンスで買い物をしています。 スーパー、鮮魚店、惣菜店、ドラッグストアなどなど、メインで利用するお店は決めているのですが、価格差が大きい場合は やはり他店で買うことになります。

例えば、いつも利用していないドラッグストアの店頭に ボディーソープが特価で並んでいたとします。 「普段購入している価格よりも安い!」 と感じてその商品を(複数)手に取り、店内を見て回ります。 しかし、他の商品はそんなに安いと感じないため、ボディーソープだけを購入して出ていきます。

熟れたサクランボだけを摘もうとしたわけではないのですが・・・(苦笑)

「お店が集客のために破格の商品を出す」 というのは理にかなった販促手法ですが、「メインで利用するお店があるため、それよりも安いと思った商品だけを買う」 というのも理にかなった購買行動です。

もしかすると、他店よりも破格の値段で集客しようとする行為が チェリーピッカーを生むのかもしれませんね。