この 1-2カ月、沢山の人に会いました。 中には、今まであまり会ったことのないタイプの人もいたため、様々なことを考えながら会っていたのですが、、、「この人、凄いな!(良い意味で)」 と驚くこともあれば、「こうしたところは凄いけれど、こうした能力は全くないな」 と思ったり、「こんな人いるんだ!(悪い意味で)」 なんて思ったりすることも・・・^^;

そうしたことを思い出しながら、自分はどんな人のことを 「凄いな!」 と思うのかを体系的にまとめてみたところ、、、①論理性②視野の広さ③コミュニケーション力 の 3つの要素を備え、全ての要素が一定レベル以上の人のことを 感嘆・羨望の目で見るのだな・・・という結論に至りました。

私が社会に出てからの四半世紀を思い起こせば、、、必要な能力が ③に偏っていたバブル末期、①の概念が持ち込まれ急速に浸透し、その結果 ①に偏る時代になり、 ①に偏ったことの弊害が出てくる中、急速に国際化が進展すると ②の概念が持ち込まれるようになり、かつ、③の大切さが改めて叫ばれるようになって今に至る ・・・というような感じがしています。

そうした社会背景を踏まえて 年代別に見ると、 50代半ば以降では ③偏重型(①②欠落型)、 40-50代では ①+③型(②欠落型)、 20-30代では ①偏重+③欠落型(③欠落が故に①偏重、その結果、②も欠落といった因果関係あり) ・・・といったタイプが多いような傾向を感じています (※あくまで個人的な見解です)。

例えば、上の世代を見ると、会って話すことを重視する人や 無用に話が長い人が多かったり (⇒ 下の世代は 「メールでいいじゃん」 とか 「結論だけ言って」 とイラっとする^^;)、下の世代を見ると、「コミュニケーションが全く取れない人」 や 「相手の気持ちが分からない人」 が多かったり、、、下の世代からは 「視野が狭いよね」 って思われていたり・・・^^;;

ただ、現代の子供の教育を見ると、小さいころに ②③ ⇒ 大きくなるにつれて ① ・・・の要素が備わるカリキュラムになっているように感じていますので、、、もう 5-10年もすれば 3つの要素を備えた若者が一気に社会に出てきて、3つの要素が備わっていない(能力の低い)先輩方は、そのうち駆逐されていくのかな^^;;

長年支えてくれた社員が駆逐されていくのは忍びないものがあるし、社歴が長いというだけで要職に登用していては 能力の高い若い世代は入って来ませんので、、、今のうちに 3つの要素を身に付けさせ、能力を高めていく教育が必要ですね。