コンサルティングをしている上でのちょっとした気付きや、講演・セミナー情報を書いています。

レジ袋が有料化されると? (続編)

1カ月ほど前に書いた 「レジ袋が有料化されると?」 の続編です。
 【前編】 http://consult-k.jp/colum/?p=11875
 【後編】 http://consult-k.jp/colum/?p=11879

この 1カ月の報道では、「スーパーやコンビニ」 といった表現ばかりのため、「他の業界はどうするんだろ?」 「反対する業界も多いんだろうな」 なんて思っていましたが、さすが外資は動きが早い^^ ・・・アパレル大手(世界第2位) の H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ) が、買い物袋を紙製に切り替え、有料化すると発表しました。

中々の動きの早さで、12月5日から順次、国内 88店で使う買い物袋を紙袋に替えていき、紙製かプラスチック製かにかかわらず、買い物袋 1つ当たり 20円で有料販売。 これにより、袋の消費量全体を 2019年に 2018年の半分に減らす計画とのこと。

日本企業だと、「有料化すれば売れなくなる」 とか 「お客様から苦情が来る」 とか なんかグダグダ言いそうですが、、、環境保護は世界的な動き ・・・さすがグローバル展開の企業です♪

良品計画も、2019年4月から、まずは店舗限定でテスト的な実施のようですが、買い物袋を原則紙製にすると発表しており、、、これでユニクロが反対する・対応が遅れるなんてことになると企業イメージが悪化するため、早々に追随することになるのかな? ・・・となれば、他の企業も追随しなければならない流れになることでしょう。

そして、1つの業界が動けば他の業界も動かざるを得ず、同様に、大企業が動けば中小零細も動かざるを得ず ・・・ということを踏まえて、自社はどのような対応が必要になってくるのか、今の内に検討しておいていただければと思っています^^

余談ですが、、、H&Mで買い物をする時に、”以前もらった H&Mの袋” を持って行って入れてもらうのは良いと思いますが、、、”ユニクロやZARAの袋” を持って行ったら苦笑いされるでしょうかね^^;

2018年11月14日 水曜日

新業態には 新なた課題が付きもの・・・

日経トレンディは、来年にかけて登場する商品・サービス・施設等の中からヒットを予測した 「2019年ヒット予測ランキング」 の第1位に 「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」 を挙げました。

ワークマンプラスは、2カ月ほど前に 立川(ららぽーと立川立飛) にオープンしたことで話題になりましたが、、、全国で作業服等の専門店を展開するあの 「ワークマン」 が、建設現場等に従事する人ではなく一般客を狙って立ち上げた新ブランドで、主にアウトドアウエア・スポーツウエア・レインスーツに特化しています。

商品の中には、既存のワークマンで販売されているものも多くあるようですが、カラーやデザインのバリエーションが豊富で、いわゆる街着(カジュアルウェア) としての市場も意識したものとなっていますね。

元々、建設現場等でも好評な ”高い機能性 & 低価格” な商品のため、一般消費者の中でも 「ワークマンは意外と使える!」 ・・・と、私が知る限りでも過去3回ほどブームがありましたが、、、そこに ”ファッション性のある カラーやデザイン” の要素が加わったことで、大きく注目されることになりました♪

さて、ここで問題になるのが、主に ”定番商品” を扱っていた会社が ”トレンドやファッション性のある商品” を扱うことの是非について。

もちろん扱うこと自体は 「是」 なのですが、、、トレンドを取り入れたものは在庫バランスを保つのが難しく、在庫不足で思ったほど売上が伸びなかったりするし、シーズン中のマークダウン(値引き)や店間移動、あるいは小ロット生産の経験・ノウハウ等がないと、不良在庫の山となったり 着地の利益率が悪化したりすることになります^^;

・・・この辺り、「小売に進出するメーカー」 や 「ファッション性のある商品を初めて扱う会社」 の支援をする時にいつも感じること、、、こうしたことをあまり理解されないまま “まず行動” に移してしまう方が多いのですよねぇ^^;;

ワークマンプラスはどうなるのか興味津々なので、この 2シーズンほど店頭在庫を観察してみようと思っています^^

2018年11月13日 火曜日

消費税の 「軽減税率制度」 の欠陥とその影響・・・

昨日、国税庁が、「消費税の軽減税率制度に関するQ&A」 を更新しましたが、相変わらず多くの疑問は解消されていないのが正直なところ。

先月より 多くの番組で取り上げていますが、「軽減税率制度」 を導入している欧州諸国では、複雑で分かり難い・導入すべきでなかった等の意見が多く挙がっており、今さら止められないので続けているといった側面もある制度なのですよね^^;

また、欧州諸国では取り止める動きが出ているにも関わらず 「日本もサマータイム導入すべき」 との意見を出すなど、どうも我が国の政権与党や官僚は 時代遅れの感が否めませんが、、、欠陥があろうと破たんしていようと、彼らがやるといえばやることになるので、国民としては従わざるを得ないのが残念なところ><;

さて、『消費税の課税事業者で 【簡易課税制度】 を選択している事業者』 は、「軽減税率制度」 の欠陥により、今後 影響が出るかもしれない部分があります。

まず、【簡易課税制度】 で示されている仕入率は、、、例えば 『ピザ屋さん』 で見てみると、店内での飲食は 60%(第4種事業)、飲食するための設備のある店が行う宅配は(店内飲食の延長サービスと考え 店内飲食と同じに) 60%(第4種事業)、テイクアウトは 70%(第3種事業)、飲食するための設備がない店が行う宅配は(飲食店ではないと考え テイクアウトと同じに) 70%(第3種事業) ・・・となります。

つまり、【簡易課税制度】 では、その店の基本となる販売・サービス形態を考えた上で適用する仕入率を決めています。 (※端的に表れているのが、飲食店が行う宅配・出前は、店内飲食と同類と考える点です)

それに対して、2019年10月1日からの消費税率として、持ち帰り用の食品の販売は 8%、店内のイートインスペースで飲食する食品の販売は 10%、飲食店での飲食は 10%、出前・テイクアウトは8% ・・・と示されています。

このように、「軽減税率制度」 では、主に ”店内で飲食するかどうか” で 8%・10%の区分けをしていますが、、、【簡易課税制度】 の考え方に合わせれば、例えば、イートインスペースで食べても(持ち帰り用の食品なのだから) 8%、飲食店が出前するのであれば(飲食店での飲食と同類なのだから) 10% ・・・として然るべきなのです。

つまり、現状では、仕入と販売で基準となる考え方が異なる、論理的に矛盾のある欠陥制度なのですよね^^;

このままいくのか、イートインや出前等の消費税率を見直すのか、もしかすると、【簡易課税制度】 の仕入率(事業区分の適用基準) を変える可能性もありますので、、、この辺りご関係のある方は、今後の動向に注意していただければと思っています。

2018年11月09日 金曜日

消費税に関する大きな勘違い・・・

「うちは消費税取ってないから!」 ・・・ こんなことを言う事業者さんを支援することがあります。 そうした人には、「その分 利益が減るので大変でしょ?」 と尋ねるのですが、、、多くはきょとんとした顔に^^;

販売時に消費税を取らなかったからといって 消費税が不要になるわけではない ・・・ということが分かっていないのですよね。  どんな販売の仕方をしようとも、非課税や免税等の場合以外、すべからく消費税は掛かってしまうのです。

例えば、10,000円の商品を販売する際には、本来、別途消費税 800円を頂いて 10,800円でお会計する必要がありますが、、、「消費税いらないよ!」 と言って 10,000円でお会計したとします。 すると、これは 「内税で販売した」 と判断され、本体 9,260円・消費税 740円 (※計算の仕方 = 10,000 ×(8÷108)≒ 740円) で販売したことになります。

つまり、「消費税いらないよ」 ではなく、「消費税込みで 10,000円で良いよ」 が正しい言い方になります。

ですから、課税事業者であれば、740円が申告するべき消費税になるし(※仕入時に支払った消費税 240円とすると、500円申告・納付することになります)、、、免税事業者であれば、申告・納付は不要ですが 単純に利益が 800円減ることになります。

ちなみに、消費税が導入され、2回引き上げがありましたが、課税事業者なのに未だに価格据え置きで 消費税を取らない事業者もいますが、、、

例えば、消費税導入前に 500円で販売していた商品は、1個販売するごとに、消費税率 3%で 14円、5%で 23円、8%で 37円、10%で 45円 ・・・と、税率が引き上げられる度に自社の負担が増していくことになります。

こうしたことを理解した上でやっているなら(利益を減らしても事業継続できるなら) 良いのですが、経営状態が思わしくないのにこうしたことをしている事業者さんが多いのも正直なところです><; (だから経営状態が悪くなるのか。。。)

消費税は、国の制度として掛かってしまうもの ・・・消費税導入時と違って、今は ほとんどの人がそうした認識になっているのですから、消費税分は別途で頂くようにしましょう!  今、急にそうするのも と思われるなら、消費税率 10%に引き上げる時が絶好のタイミングですので、この機会を逃さないようにしましょうね^^

2018年11月08日 木曜日

ジョギングシューズ内側の穴の補修の仕方 (解決編)

(つづき)

1.次の ①~⑤を準備します
靴補修2 (写真をクリックすると拡大します)
① 合成ゴム用の接着剤
 (成分を見てクロロプレンゴム30%以上のもの=合成ゴム用は大抵30-40%です)
② 窓・ドア等のすきまテープ (ウレタン製でクッション性あるもの・裏にシール付)
  ⇒ ①②は ダイソーにて各100円で購入しましたが、似たような商品で大丈夫です
③ 生地 (私はユニクロの使い古しの靴下を使用)
④ ③を切るための裁ちばさみ
⑤ ②を切るためのはさみ (④で代用可)

2.クッション材が削れた部分に すきまテープを貼って穴を埋めます
靴補修3 (真ん中最上段は 3段重ねにしました)
・すきまテープ押し付けながら 間隔を詰めるようにして貼っていきます
・深くえぐれてしまった場所は 2-3段に重ね貼りします

3.穴を覆うくらいの大きさに生地を切り、綺麗に貼れるよう形を整えます
靴補修4
・広く全体を覆うように貼ると 足への当たりが出難くなります

4.生地に接着剤を塗って 20秒ほど置きます(生地と溶剤が馴染みます)
靴補修5
・接着剤は、間隔を空けながら 薄く線を引くようにして塗ると良いでしょう
・接着剤が手についたら、後でお湯でこすり洗いすると取れます
・ネイルをされている方は、爪に接着剤が付かないようご注意ください

5.接着剤を付けた生地を靴の内側に貼り付け、力を加えながら指で押し付けます
靴補修6
・貼り付けた生地を 隅々までまんべんなく 2-3回押し付ければ大丈夫です

6.30-40分放置すれば 完成です♪
靴補修7
・生地の端がめくれてきたら、爪楊枝や綿棒等に接着剤を付けて塗ると良いでしょう

久しぶりに補修したので、2~5番のステップで片足 10分掛かりましたが、もう片足は慣れて 5-6分で完了しました♪ ジョギングシューズの内側の穴 でお悩みの方は、ぜひお試しください^^ノ

(おわり)

【参考】 キャリーケース(カート) のタイヤ修理の仕方は こちらで公開しています♪
  ⇒ http://consult-k.jp/colum/?p=9664

2018年11月04日 日曜日

ジョギングシューズ内側の穴の補修の仕方 (試行錯誤編)

(つづき)

この方法、難点は、【生地用の接着剤】 を使うと、貼り付きが弱く(凄い力が掛かるのもあって) 1-2回履くとはがれてしまい 何度も補修が必要なのが面倒だし、、、【瞬間接着剤】 を使うと、はがれることはないけれど、生地がガチガチに固まってしまい 3kmも歩くと足が痛くなるし 靴下にすぐ穴が開いたりします><

さらに、穴が大きくなってクッション材が削れてしまったような場合は、【生地用の接着剤】 を使っても (クッションがないため)すぐに足が痛くなってしまい、結局は捨てる羽目に、、、この数年で何足買い替えたことか><;

そんな中、ダイソー(100均) で閃いたのが、窓やドア等のすきまテープ。 ・・・これをクッション材が削れた穴に詰めて、その上から不要な靴下等の生地を 【生地用の接着剤】 で貼り付ける、はがれたらまた貼り直す ・・・という方法で寿命を延ばすことに成功。 ただ、やはり何度も貼り直すのが大変で、1カ月程度しか寿命は伸ばせず^^;

しかし、またある時、【ゴム用の接着剤】 を買って自転車のゴム部分の補修をしたのですが、【瞬間接着剤】 とは違い 固まった後にゴムのような弾力(粘性) が残ることに気付き、、、「これはいけるか!?」 と閃いて試してみると中々の好感触♪

・・・ということで、『ジョギングシューズ内側の穴の補修の仕方(菊池式)』 を完全公開します^^ノ

(解決編 につづく)

2018年11月03日 土曜日

ジョギングシューズ内側の穴の補修の仕方 (苦悩編)

私は、週 60-70kmペースでウォーキングしています。 多い時は週 100kmを超えるため 1カ月では 300-350km、、、これだけ歩くとシューズの消耗が早いのが長年の悩み。 それも、底の減りはまだ大丈夫なのに、内側に穴が開いてダメになってしまうのがまた悔しい所です><

サイズや足型が合っていないと(靴と足に隙間ができると) そうなりやすいと聞き、紐の結び方を変えたり ジャストサイズにしたり メーカーを変えたり ・・・と色々試しましたが、、、結局は、1カ月で内側の生地がほつれて薄くなり、2-3カ月もすると穴が開いてしまいます^^;

靴補修1
(2足交互使用で 10カ月 = 実質 5カ月使用の状態)

歩く距離を考えれば これくらいが寿命なのかもしれませんが、経済的な面を考えると もう少し耐えて欲しいところ^^;;

補修キット等があるんじゃないかと思って調べてみましたが、、、使用者のコメントを見ると、「すぐにはがれる」 などお金を掛けた割に 満足いくような補修ができない様子。 ・・・そこで考えたのが、古い靴下等を切って接着剤で貼るという補修の仕方。

(試行錯誤編 につづく)

2018年11月02日 金曜日

平成最後の○○・・・にグッときますか?

天皇陛下の退位まで半年となりました。 このまま予定通りに進めば、来年の 5月からは新元号、その発表は 4月1日前後になるとのこと。

そうしたこともあって、「平成最後のハロウィーン」 なんて言っているアナウンサーもいましたが、、、巷では 「平成最後の○○」 商戦が活況なのだそうな。

そういえば今夏、「平成最後の夏」 というのを何度か見聞きしましたが、「ああ、そうなんだ~」 としか思わず、、、個人的には、「昭和」 と言われると、子供の頃の思い出もあるので、懐かしさとともにグッとくるものがあるのですが、、、

正直なところ、「平成」 というものに思い入れがないので、「平成最後の○○」 と言われてもピンとこないのですよねぇ^^;;

そんなことを考えていると、「平成最後の○○」 商戦のターゲットは誰? と思ってしまい、、、例えば、平成生まれで一定の購買が見込める層となると、18-30歳くらいの人たちでしょうか??

調べてみると、その年代の人口は約 1,637万人、総人口の 12.9%に当たりますが、前後 多目に見ても 20%程度、、、まあ、その程度のボリュームがターゲットなら、「そんなに活況ではない」 と感じたのも間違いではないかな^^; (これから流行に乗る人が増えると、相応に活況になるのかな??)

皆さまは、「平成最後の○○」 と聞いて、グッときますか^^?

2018年10月31日 水曜日

便利なキーワードが 本質から目を背けさせる・・・ (後編)

(つづき)

さて、この 1年でよく聞くのが 「人手不足」 という便利なキーワード。

たしかに、人がいなければ仕事にならない業種も多いので、「人手不足」 は深刻な業績不振を招きます。 ただ、相変わらず 数百人・数千人規模のリストラ報道は続くし、働きたくても働く場がない中高年 や かつての氷河期世代が溢れている現状です。

つまり、人はいるけれど 「マッチング」 できていない ・・・なんて言う人も便利なキーワードで思考停止に陥っているわけで(笑)、、、本質的な原因としては、雇用者側が、仕事に見合った(今の時代に見合った) 賃金・待遇・安定・仕事の魅力等 を提供できていない、だから、人が来ない・他所に行く ということなのでしょう。

そう考えると、「人手不足」 は、企業の収益構造や給与制度、社員や雇用に対する考え方 ・・・等々を正さなければ解決するはずもなく、、、だから、移民政策で安い労働力を手に入れる(体の良い奴隷制度) という話が湧きあがってくるのでしょう。

『便利なキーワード』 は本質から目を背けることにもつながりますので、、、一度 ご自身の口グセに便利なキーワードはないか、振り返ってみてはいかがでしょうか^^?

(おわり)

2018年10月30日 火曜日

便利なキーワードが 本質から目を背けさせる・・・ (前編)

『便利なキーワード』 というのは非常に怖いもので、そのキーワードを発すれば皆が理解したような気になるけれど、本当の所は理解できていない、思考停止に陥らせるものだったりもします。

「業績不振の原因は?」 と聞かれて、定番なのが 「天候」 を挙げること ・・・ 猛暑だった、雨が多かった、台風が来た、暖冬だった、、、アパレル業界では呆れるくらい定番の便利なキーワードです(笑)  そんなことを言う事業者に、「去年も暖冬だったでしょ?」 とか 「今年は寒かったのに売れてないのはなんで?」 なんて言うとフリーズします^^;

少し前は、どの業種でも 皆がこぞって 「景気が悪いから」 と言っていた頃もありましたね。 そんなことを言う事業者に、「いつまで景気のせいにしてるの?」 と言ったり、「工夫しながら頑張っている事業者の事例」 を話すとフリーズします^^;;

「天候」 も 「景気」 も業績不振の原因とはなり得るのだけれど、、、そうした便利なキーワードを口にする事業者は、それが最大の原因なのか、工夫の余地もないことなのか、他に原因はないのか・・・なんてことを考えることはしない、だから、ますます業績不振に拍車が掛かるのだろうと感じています。

(つづく)

2018年10月29日 月曜日


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