ちょうど時間もあったので、某企業の株主総会に行ってきました。

聞くに堪えない株主質問が多いとは聞いていましたが、噂にたがわぬ内容に驚きました。 配布資料が大きいので処分に困るとか、来年もお土産を継続して欲しいとか、午前中に開催して欲しいとか・・・本当にどうでも良い株主質問ばかり、、、これが、世界に名を馳せる企業の最高決議機関の実態ですか(笑)

さて、配布資料の中で気に掛かったのが、「国内では、高付加価値を基軸とする~(略)」 と掲げられた長期ビジョン。 以前のコラムでも書いた某大手企業の高付加価値戦略の失敗(方向転換) にもあるように、今の日本で、「高付加価値」 が本当に求められているのかは疑問が残るところです。

例えば、この数日大きなニュースとなっている格安旅行会社の破産にしても、採算が取れず破産に至りましたが、格安旅行自体の需要は大きいことが見てとれます。

ターゲットにもよりますが、全体的には、「高付加価値」 が受け入れられるような消費環境とはなっていないように思っています。