近頃ニュースにお名前が挙がっている我が国首相夫人。 「私人として」 とはいうものの、その発言に強い影響力があることは皆が想像するところです。 同様に、中小企業においても、社内での 「社長夫人の発言」 は強い影響力がありますが、それを理解せずに奔放に発言されることで、社内に混乱を招くことがあります。

部長の指示で動いている社員に対して、社長夫人が 部長の指示とは異なるやり方を助言、、、社員は社長夫人の助言に従って動くと、それを見た部長は 指示通りに動いていないことに激怒。 現場支援をしていると、こうしたことがあって困っている と、社員から個別に相談されることがあります(苦笑)

社長夫人は良かれと思って言っていたり(的を得ていることも多いです)、単なる世間話のつもりで言っているだけだったりするのですが、、、諸悪の根源は、自身の発言がどのくらい影響を及ぼすかを理解していないことにあります。 「私はお手伝いに来ているだけ」 「私は役職もない一社員ですから」 ・・・このような言い方で影響力がないことを主張される社長夫人が多いのですが、、、そうした見識の乏しさが 社内に混乱を招くことにつながるのです。

そうしたことを理解している社長夫人は、基本的に業務に関することには口を挟まないですし、何か言いたい場合には、先程の例でいうと、「それを指示した部長に言う」 「部長に了解を取ってから社員に言う」 など、社内で混乱が起きないよう配慮されるものです。

こうした問題は、社員からは口にすることはできません、、、なぜなら、それくらい影響力のある人を批判することになりますから・・・。 こうしたことを理解させられるのは、社長だけですので、、、ご留意を。