久しぶりに古巣のニュースが流れました。 今年度中に 約3千店ある直営店の内、400-500店を閉鎖するとのこと。 また、10-15の不採算ブランドを廃止するとのこと。 旧長崎屋を立て直した敏腕社長~ドラスティックな改革案を打ち出してきましたね。

消費税の影響や海外生産のメリットが活かせなくなってきたなど、昨今の経営環境の変化を直接的に受けていますし、さらに、消費税 10%も視野に入れると、このタイミングで収益性の改善を図るのはさすが業界トップ企業だなと客観的に見ています。

しかしながら、400-500店閉鎖となると、店舗の現場スタッフ、本部の店舗MD・SV・DBは職を失うことでしょう。 10-15の不採算ブランドの廃止となると、契約のデザイナー・パタンナー・派遣社員も職を失うことでしょう。 どれくらいのリストラが必要になるのか見積もると、洒落にならない数字になるので止めておきますが、、、

その一方で、同業他社では、流出するであろう優秀な人材を獲得する好機ともいえます。 SCの空き店舗が増えますので、出店交渉や家賃交渉を行う好機ともいえます。 また、縮小されるブランドの取引先は、これまでよりも型数やロットが減るでしょうから、売上とともに収益性も落ちる可能性が出てきます。

大手は安泰なんていうのは遠い昔の話。 大手企業が揺らいだときにどのような行動をとるべきか、ぜひ考えていただければと思います。