最近、箱根山の火山活動が活発になってきたことで、連日ニュースで大きく取り上げられています。

特に、GW中、有数の観光地ということもあって どう対応するのかと思っていましたが、、、東日本大震災以降 自然災害の意識が高くなりましたし、御嶽山の衝撃的な噴火シーンも記憶に新しいでしょうから、大涌谷への立ち入り禁止やロープウェイの運休などの措置が取られたことは致し方ないことと思います。

一方で、地元の観光施設や旅行会社などからは 「風評被害」 との声も・・・。

【風評被害】 間違った情報や意図的なデマだけでなく、根拠の不確かな噂やあいまいな情報をきっかけに生じる経済的損害。 (日本大百科全書ニッポニカより)

おそらく現在の報道は、関係各所に配慮することを強く求められていますから、いたずらに危機感を煽る言い回しはしていないはず ・・・ そうした報道を見て一人ひとりが判断した結果ですから 風評被害と言うのも、、、逆に、地元に配慮して報道規制した結果 万が一何かが起きたときには、、、中々難しい問題ですよね・・・。

そういえば、先月の山形出張中、「蔵王山の噴火警戒レベル」 が引き上げられたことで騒然となったことを思い出しました。

ちょうどお昼休み時、スマホのバイブがあちらこちらで鳴り、「蔵王が噴火した!」 と騒然となりましたが、実際には 「噴火警戒レベルを引き上げた」 だけで噴火ではありませんでした。 配信された情報は正しいけれども、人が介することで誤った情報に変わってしまう、、、箱根山でもそうしたことが起きているのかな?? ・・・フトそんなことを思い浮かべました。

東日本大震災以降、経営における危機管理として、「自然災害や風評被害への対応」 は必要不可欠な課題といえます。 何か起きてからではなく、事前に意識しておかなければならない時代に変わっていますので、、、ご自身の会社に関係する自然災害について一度考えていただければと思います。