経営コンサルタントの仕事は、基本的には、依頼者からの 「依頼」 があって初めて成立するもの。 しかしながら、ちょっとした会話の中でも、経営改善のヒントや具体的な解決策を話してしまうものです。

以前は私も、この現状を何とかしたい、こうすれば経営が上向くはずなど、思いが先走って改善提案することがありましたが・・・。

例えば、「困っている」 と言いながらも、本気で何とかしたいかというと 実際にはそうでもないことが多く、、、「困っている」 と言いながらグチグチ言っているのが幸せだったりする人もいるものです。 そんな人の悩み事を解決してしまうと、、、余計なお節介の何ものでもありません。

例えば、どのような解決策にも多少なりとも努力してもらう必要がありますが、、、本気で解決するつもりがない人にとっては、そんな努力は 迷惑以外の何ものでもありません。

そこで必要なのが 「お願いします」 の一言。

この言葉があれば 「依頼」 となり、この言葉がなければ 「お節介」 か 「迷惑」 となる、、、たった一言あるかないかで 大きな違いになります。

ですから 私は、どのような悩み事を話されても、困っているような話しをされても、この一言がない場合には 「依頼」 とは受け取らず、、、ある程度の解決策は示しますが、支援に向けて踏み超んだ助言・提言はしないようにしています。 それがお互いのため、悪しからず ご容赦くださいm(_ _)m