(中編からのつづき)

次に行うことは、「会議の設計」 です。 会議の目的を達成するために、、、参加者は? 何を話し合うのか? 必要な時間は? 必要な資料は? 事前に検討しておくことは? 開催時期・頻度は? ・・・ このようなことを予め決めておく(設計する) ということが 2つ目のステップです。

例えば、「販売会議」 開催の目的を ” 月次の販売目標を達成するために行う ” とすると、、、そのためには、まず、営業全員が参加する必要があります。 そして、会議では、営業の個々の状況を把握する、目標達成できそうかできなさそうか予測する、未達の場合にはその原因と挽回策を検討する、成功事例を共有してそれぞれの行動に取り入れる・・・などなど、話し合う内容が決まります。

さらに、話し合う内容それぞれについて何分くらい必要なのか 予め時間を割り当てます。 そして、話し合いに必要な資料と 参加者それぞれが事前に検討しておくことを明確にします(・・・これをしないと、話し合いの時間が足りなくなる、現状が十分に把握できない、参加者が意見を出さないなど、グダグダな会議になります)。

こうしたことを予めまとめたもの = 「会議次第」 を作成し、参加者全員に事前に配布しておくことが大切です。

また、” 当月の計画達成のために ” という目的ならば、月末締まってから開催しても意味がありませんね。 会議で話し合ったことを販売に活かそうと思えば、、、例えば、月末には ” 当月の反省と翌月に向けて ” というような大きな視点で行う販売会議、15日前後(月の中頃)には ” 当月前半の進捗確認と後半に向けて ” というような後半の追い込みに的を絞った販売会議など、目的に応じて開催時期が決まります。

他にもポイントはありますが、これだけやっていただいただけでも 会議の充実度は大きく変わってくるはずです。 複数の人の貴重な時間を費やして行う会議なのですから、実りの多い会議になるよう工夫していただけたらと思います。