消費税増税まで残すところ 2週間ほど。 大手スーパーや家電量販店などで 大々的に宣伝してきたせいか、店頭では 随分と落ち着いてきているようです。 順調にいけば 月末の混乱はあまり起きないでしょうか。 逆に、駆け込み需要の取り込みに出遅れたお店は、ちょっと旗色悪いかもしれないですね。

さて、増税時は、国は、税率上昇幅以上の値上げを 「便乗値上げ」 と呼んで否定していますが、、、実際には値上げをする絶好の機会といえます。 ・・・既に 価格表示方法の変更と共に値上げした大手スーパーもあれば、4/1 から(増税分以上の)値上げを表明した牛丼チェーン店もありますね。

これは、増税で価格が変わることを良い機会と捉えて、原材料費や光熱費などの原価高騰分を転嫁する形で 新しい価格に変更するというものです。 一消費者としては 値上げは嬉しくありませんが、経営視点で考えた際には、もう企業努力だけではどうしようもないところに来ているのではないかと思っています。

先日支援した先では、今回は増税分を負担して価格を据え置き、10%になる時に値上げしようかと悩んでいた経営者もいましたが、、、原価高騰で苦しい中で、転嫁どころか更なる値引きを強いられるということと、10%時の価格の上げ幅が更に大きくなり便乗値上げと揶揄されかねないリスクを負うということについて しっかり考えることが必要ではないかと思っています。

しっかりと考えた(数値で計算した) 上で価格据え置きを決めるのは良いのですが、、、単に結論を先延ばしにしようとするのは、経営として危険この上ありません。 価格改定についてお悩みの方は、自身の会社にとってどうするのが良いのか、あと 2週間 ぜひお考えいただければと思います。

「消費税増税に関わる無料相談会」 開催中 ! ⇒ https://consult-k.jp/colum/?p=4553