先日の台風26号。 特に伊豆大島では大きな被害が出てしまいました。

自然災害はある意味防ぎようがない面もあると思いますが、どうしても腑に落ちないのが人災によって被害が拡大していないかという疑念。

今回も 町の発言の中で 「砂防ダムなどの整備も進めており、対策に 過信があった」 という言葉が気になっていました。

数々の災害から何も学べなかったのかな・・・と残念に思っています。

その前日の朝に私が見ていた情報番組では、「地震は突然発生するのに対して、台風は、進路や到達時間、降雨予測など数多くの情報が出されているため、災害が起きる前にやれることが沢山ある」 と呼びかけていました。

やはり、今まで大丈夫だったからとか 砂防ダムがあるからとか、根拠の不確かな自信が大きな惨状を招くのだと 改めて考えさせられます。

ゲリラ豪雨、竜巻、大地震など、これまで起こり得なかったことが起きている時代です。 起こり得ないことを想定して対策するのは難しいのですから、もっと細心の注意を払って対応することが必要だったと思ってしまいます。

さて、経営についても同じこと。 光熱費や原材料費の高騰と増税が先導する物価高(デフレ脱却)、超成熟社会によるモノ余り、少子高齢化の更なる進行などなど、私たちを取り巻く経営環境は既に、これまで想像できなかった時代に突入しています。

「今まで大丈夫だったからなんとかなる」

根拠の不確かな自信の先に何が待っているのか、冷静に向き合っていただきたいと思っています。 近い将来後悔することのないように・・・。