私には、変な趣味というか趣向があります。 ・・・と、もったいつけてカミングアウトすることでもないのですが、、、新しくできた新名所よりも、以前活況を集めた場所 のその後 (成れの果て?) を見に行くことが好きだったりします。

そのような場所に行くと、「祗園精舎の鐘の声」 とか 「兵どもが夢の跡」 などに通じる、現代商業界の裏側にある儚さや侘しさを感じます。 城も古墳も寺社仏閣も好きですが、知らず知らず、同じカテゴリーとして商業施設を見ているようです。

さて、先週の日曜日から金曜日まで、仕事で仙台に行っていました。 ずっと缶詰状態でしたので、朝・晩のウォーキングを日課にしていたのですが、近くに絶好の 「夢の跡?」 があることを掴んでいたため、密かに行く機会を窺っていました。

そして、仕事が早く終わった日に、片道45分歩いて行ったのですが、、、

  

こちらのショッピングセンター、オープン当初は大渋滞で 入るのも一苦労だったとのこと。

しかし今では、道は高速道路並みのスピードで往来でき、2000台入る駐車場も広大な空き地状態、店内にいたお客様は 中学生2組 と 主婦2人 と カップル1組・・・敷地面積2万㎡の中に、(私を含めて)お客様は10数人程度でした。

開業10年経った今、設備の古さが徐々に見えるようになっていましたが、現状では改修は行えず、さりとてやめるにやめられず・・・というところでしょうか。

箱物の儚さと侘しさ、、、この先どちらに向かって歩むのか、遠くから健闘をお祈りしております。。。