「真面目な社員」 の犠牲で成り立つ組織は・・・

皆さんは、「鈴木先生」 というテレビドラマをご存知ですか?

昨年の春頃に テレビ東京系で放映されていた連続ドラマですが、月曜22時~にも関わらず、平均視聴率2.16%という記録的な低視聴率、、、しかしながら、日本民間放送連盟テレビドラマ番組部門最優秀賞、さらにはギャラクシー賞も受賞してしまうなど、大変評価の高い名作(珍作)です。

私もご他聞に漏れず、そんなドラマがあったことさえ記憶にないのですが、つい先日までやっていた深夜の再放送を偶然に見て以来、「なんて面白い(というか奥深い)ドラマだ!」 と見事にはまってしまいました。

さて、第7話で、鈴木先生はこのようなことを言っていました。 「学校教育は真面目な子の犠牲のもとに成り立っている」 ・・・ それは、先生は、いわゆる問題のある子への対応に追われてしまい、問題を起こさないような子には目を向けることができないというもの。

実際のところ、「真面目な子」 は 「問題を起こさない子」 なのではなく、「問題を起こさないように精一杯努力している子」 なのです。 そして、真面目な子の気持ちをおざなりにすることで 学校が成り立っている、つまり、真面目な子の犠牲のもとに成り立っているというのです。

さて、これを企業に置き換えてみましょう。

私の支援先で、社員が定着せずに困っている企業があります。 これまでにも 入社に際して面接を重ね、性格診断も行い、新卒者は親御さんの面談までするようにして対策を施してきました。 それでも離職は止まらないのですが、調査を進めていくと、驚くことに コツコツ真面目に取り組んでいる社員から辞めていくことが分かりました。

現場の様子を観察してみると、上司は、覚えの悪い社員ややんちゃな社員にかかりっきりで、コツコツ真面目に取り組んでいる社員を構うことはほとんどありませんでした。

上司曰く、構いたくても構う余裕がない、遠くから様子はうかがっている(問題なさそうなのでそのままやらせている)、自主性のある子なので任せている・・・ということでしたが、、、厳しい言い方をすると、それは 「無視している」 のと同じこと ・・・ 真面目に取り組んでいる社員は、常に寂しさや羨ましさと隣り合わせの状態なのです。

ですから、問題のない社員であっても、「コツコツ真面目に取り組んでいるね」 とか 「いつも頑張っているね」 というような声をかけて、真面目に取り組んでいる努力を認めてあげて欲しいのです。

冒頭のタイトルに文章を続けるとすれば、、、「そのままにしておくと、近いうちに成り立たなくなるでしょう」  かな。 そうならないように、きちんと周囲を見渡して 声をかけてくださいね。


ヒューミックアパレル・服飾関連の経営支援なら
コンサルティング オフィスK   〒188-0004 東京都西東京市西原町2-6-4-201 tel:090-1705-5502