平成24年度 中小企業支援担当者研修
「商業診断基礎2 (机上実習)」
日時/   平成24年9月10日(月)~14(金)
主催/   中小企業大学校 仙台校

 

今日、8/20から行われていた 「商業診断基礎研修」 がめでたく修了しました! 受講生の皆さま、長期間に渡る研修大変おつかれ様でした。 私も6日間 仙台にいましたので、久しぶりに東京に戻ってきました。

例年、机上実習の最終日は時間がなくなり、一言コメントを発したら慌ただしく退出することになるのですが(・・・その後に終講式があるからです)、今年は5-6分もお時間をいただくことができました♪ 参考になるお話しができていたら幸いです。

さて、今週取り組んできた机上実習(≒皆さまが今後実際に行う企業診断)のポイントですが、企業の実態が分からなければ先には進めませんよね・・・ですから、まずは現状分析です。 そして、この現状分析という 「基本」 をどれだけ丁寧に行うかによって、その後の展開がおおよそ決まります。

現状分析をしっかり行うと(=事実の背景にあるものまで掘り下げて検討し、その事実を一つひとつ丁寧に積み上げると)、戦略がより具体的なものとなり、「その企業の実態を捉えた求心力の高い戦略」を打ち出すことができます。 そして、戦略と整合性のとれた具体策へとつながっていきます。

一方で、現状分析をしっかり行わないと(=表面的な現状把握に留まり、その背景にあるものを見出すことをしないと)、戦略が漠然としたものとなり、「どの企業にも当てはまる一般論的な戦略」となります。 そして、その状態で具体策を掘り下げていっても、逆に唐突感が際立ってしまいます。 つまり、戦略なき具体策(=進むべき方向性が見出せない具体策)となってしまうのです。

「基本」 を疎かにしてはいけないというのは、スポーツでも企業診断でも同じなのです。

これから、皆さまは派遣元に戻ると、研修でいなかった分 より多くの業務を科せられることと思います(汗) しかし、「鉄は熱いうちに打て」 というように、記憶が残っているうちにぜひ復習をされてください。 しっかりと定着させた知識・ノウハウは、必ずやご自身を助けてくれる武器になりますよ。

それでは、お互い成長した姿で、いつの日かまたお会いしましょう!!

これからの皆さまのご活躍を願いながら、こっそりメッセージを残しておきます♪