新型コロナの経済対策として、随分と早くから政府が打ち出していた事業主向けの助成金があるのですが、、、ワイドショーや報道番組で、たまに名前は出てくるけれど どこも詳しく説明しないのはなぜなのだろう・・・と、ずっと疑問に思っています。

それは、「雇用調整助成金」。 これは、経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るための休業手当に要した費用を助成する制度です。

しかも、特例措置(助成率の拡大、対象者の拡大、要件の緩和等)が 2回に渡って出されており、随分と使い勝手が良いものになっています。

例えば、新型コロナの影響で仕事が激減した時。 通常営業していても売上につながらない・経費が掛かるだけで赤字になる・・・なんて時は、廃業・倒産を防ぐために、営業を停止するなり 営業時間を短縮するなり、事態が好転するまで固定費の縮小に努めることが求められます。

ただ、そうした時には、従業員に休業手当を支払わなければなりませんが(※労働基準法により、平均賃金の60%以上の支払義務があります)、、、そうした時に活用していただきたい助成金となっています。

(つづく)