支援をしていて、小規模事業者でも 「粗利益率」 が ●%というように、数値で状況把握や目標設定をする経営者が多くなってきたように感じています。 しかし、そうした経営者の中にも、ちょっと気をつけないと・・・という方がチラホラと^^;

例えば、野球でいうところの 「打率」 を考えてみると分かりやすいと思いますが、、、打率 3割を超えてくると高く評価されますが、最終的には 規定打席をクリアして正当に評価されるもの。

例えば、12打席の内 4回ヒットを打ったとして、その時点ではそれなりに評価されますが、443回以上打席に立っていなければ 正当な記録としては認められません。

経営に置き換えてみると、「粗利益率」 が目標をクリアしたといっても、規定打席と同じところの 「売上高」 が目標をクリアしていなければ、おそらく経営としては苦境に立たされることになります。

例えば、粗利益率 40%、売上高 5千万円を達成すると、営業利益 200万円となるような数値計画を立てていたとき、最終着地の見込みが、粗利益率 40%、売上高 4千万円とすると、経費削減ができなければ 営業赤字(△200万円) となってしまいます。

つまり、「粗利益率」 だけ気にしていては不十分ということなのですが、、、「粗利益率」 だけを気にする経営者にたびたび出会います^^;;

数値を意識した経営というのは◎、でも、意識するならば正しく意識して、経営の持続的発展につなげましょう^^