私は小学生の頃、将棋が大好きでした。

日曜日のNHK 「将棋の時間」 を心待ちにし、毎週 町の将棋クラブに行って見知らぬおじちゃん達と将棋を指し、負けると悔しいから定石本を読んで日々研究を重ね・・・なぜそこまではまってしまったのでしょうかね・・・なんだか微笑ましい思い出です(笑)

「将棋の時間」 では、プロ棋士が生中継で対戦し、その様子を初心者にも分かり易いように(かつ面白く) 男性プロ棋士とアシスタントの女流棋士が解説してくれます。

ある時、一進一退の緊迫した場面で、解説者が言いました。

「今どちらが優勢か劣勢か、分かりますか?」

将棋のルールを知らない人でも、簡単に、高い確率で当てられる見方があるのだそうです。

放送中、対戦中の将棋盤を真上(天井カメラ)からアップで中継する場面があります。 特に緊迫した状況で 長く考え込む場面がありますが、そうした時に 生の将棋盤を映すことでリアル感を伝えてくれているのです。

実は、それを見ると一発で分かるのだそうです。 ・・・答えは、真上から映した画面で、より頭が前に出ている方が劣勢、出ていない方が優勢です(笑) 気持ちに余裕がなくなると(=劣勢)、知らず知らず前のめりになるのですね。

そんなことかと侮るなかれ。 中継では 予言通り、徐々に均衡が崩れ 頭が前に出ていた棋士が負けてしまいました。 もしかすると、前のめりになると視野が狭くなり、さらに劣勢になるという悪循環にもつながるのかもしれませんね。

この解説にものすごく興味を抱いてしまい、来る日も来る日も確認したところ、やはり劣勢だと頭が前に出る傾向が見られました。 (なんと研究熱心な小学生でしょう・・・笑)

 

・・・そんなことを先日の支援で思い出したのですが、それは、、、支援の中で、課題などやるべきことをやっていない人が、知らず知らずにとる姿勢(言動) というのを発見してしまったのですよねぇ(笑)

結局のところ、その場を上手く誤魔化せたとしても、困るのは自分ですから・・・やっていないならやっていないと素直に伝えてくださいね。 誤魔化すことなんかに時間と労力はかけずに、どうやったら課題をこなせるのかを一緒に考えましょう!