2024年1月に「新NISA」が始まって以降、投資の話題で必ず取り上げられていたのが「オルカン」。
・・・「オルカン」とは、全世界株式(オール・カントリー)を投資対象とするインデックスファンド(投資信託)のことで(略してオルカン)、約50カ国の成長企業に分散投資しているのが特徴。 高い運用実績もあって大人気となっていました。
その後、2024年8月始めに大暴落(天井から約17%下落)しましたが、すぐに戻して更なる上昇基調を描いていったため再びオルカンブームに、、、
特に若い人(投資初心者)は、オルカンを神格化・絶対視する風潮があり、「オルカンをやれば資産が何倍にもなる」「オルカンを買わない人をバ●呼ばわり」など、ネット上に挑発的なコメントが散見してましたね。
・・・そうした中でも、投資経験豊富な人は「オルカンの問題点」を指摘していましたが(→私も同意見のため投資せず)、オルカンの運用実績にその声はかき消され、いつしかオルカン(信者)= 正義の状況に(→否定派はオルカン信者から誹謗中傷の的に^^;)。。。
しかし、2025年2月頃から、米国景気の失速懸念に加え、「トランプ関税」発動により、2025年4月に入って大暴落(天井から約20.5%下落)となりました^^;
-1-1024x683.jpg)
そもそも、「オルカンの問題点」は、米国やハイテク関連の比率が高い(偏りが大きい)ため、米国が安定・成長している内は安泰だけれど、陰りが予見されれば下落、陰りが表面化すれば大暴落・・・となるは必定のファンド、、、
暴落してからのネット上のコメントを見ると、それを理解して買っていない、米国景気が失速する可能性すら考えていない若い人(投資初心者)が非常に多いことが見てとれますね^^;
この数日、世界的に株価が乱高下し、今は 4/9の底値から反発していますが、今後どうなるでしょうか、、、投資は浮き沈みが前提、「オルカンに投資していれば安泰」なんてことはないので、ご留意くださいね^^;
【私の黒歴史】
私が投資を始めた 25年前、某大手証券会社が威信をかけ、企業名を冠する投資信託を大々的に販売。 そんなファンドが失敗するはずはないと安易に投資した結果、ITバブル崩壊により大暴落、、、10年以上も塩漬けにした挙げ句に損切りという苦い経験をしました^^;
そのファンドはまだ存続しており、25年経った現在は初値の 1.5倍になっていますが、、、売り出してから 18年近くも初値を上回ることはありませんでした。 ・・・こうしたことも念頭に、投資はくれぐれも余剰資金でどうぞ^^;