FaW 東京(ファッション ワールド 東京)は、 最新のサステナブルファッション、アパレル、バッグ、シューズ、アクセサリー、生地・素材・副資材、ファッションDXなどの大規模なアパレル関連の展示会です。

今回、2025春は、ここ数回の魅力度の著しい低下と、ほとんどが中国等の海外ブースなど期待が持てなかったため(←あくまで個人の感想です)、展示会の視察というよりセミナー聴講に行ってきました^^; ・・・前回の様子はこちら↓↓(写真をクリックすると開きます)
聴講したセミナーでは、AIがファッション業界にもたらす革新をテーマに、AI model社のサービス(←Forbes JAPAN 2025年3月号で「JAPAN’S AI 50」に選出された注目のスタートアップ企業)や、三越伊勢丹における連携事例を解説、、、
パネルディスカッションでは、ファッションブランド「モードインジャパン(Mo,de in Japan)」を立ち上げた 西村博之氏(2ちゃんねる創設者ひろゆき氏)も参加し、AIを取り入れたファッションの未来についてディスカッションされるなど、豪華な 4名が登壇されました^^
アパレル業界では、商品画像だけでは ブランドコンセプトやその商品の特徴・良さ等が伝わらないため、通常、そのブランドを体現できるモデル(人)を選出し、商品を着用して数パターンを撮り、画像を原稿・誌面(WEB含む)等に落とし込んで伝えていきますが、この撮影に掛かる労力(時間・費用)は相当なもの、、、
そこで、人ではなくAIがモデルを担うことで、この労力の大幅削減(概ね7割減)につなげるという革新的な取組なのです。
・・・モデルが人から AIモデルに替わることで、モデル(人)や撮影スタッフ、撮影機材・場所の押さえだけでなく、撮影当日までのフィッティングや商品(サンプル)を仕上げて一式揃えることも不要に、、、商品(サンプル)が出来た順から物撮りし、AIモデルに生成する形で「いわゆるモデル撮影」ができてしまうのです。
・・・現状は、先進技術のため料金は高額、大手企業の利用が中心となりそうですが、、、こうした手法が普及すると(手軽な料金で利用できるようになると)、相当な人の職が失われることでしょう、、、ちょっと恐い面もありそうです^^;

デモとして、「モードインジャパン(Mo,de in Japan)」を題材に(←ひろゆき氏は知らなかった様子)、簡易な AIモデルを作成。 生成した画像(ひろゆき氏がモデルとなり自社商品を着用した感じの画像)を用いて、WEBサイトの改良イメージを紹介、、、今のWEBサイトとは見栄えが全然違ってきて、グッと引き込まれるものになっていました^^
・・・こうしたことが、モデル撮影をせずともシステム上でできてしまうのです。
ちなみに、これは近未来の話ではなく、既に目にしている人も多いのでは、、、、伊藤園(←2024年に「AIタレントを起用した日本初のテレビCM」をリリース)、三越伊勢丹のオンラインストア、タケモトピアノのテレビCM、宮崎銀行のテレビCM・ポスター等々(他にも多数の企業で採用実績)、タレントさんだと思っていたけど、あれは AIなの !? と驚きの完成度なのです^^;
・・・わざわざ来た価値はあった~とても内容の濃いセミナーでした♪
【ご参考】AIモデルって、実際どんな感じなの?とお思いの方へ! 【こちらをクリック】してみてください!・・・宮崎銀行の専属AIタレント「アイちゃん」と「ひなたこちゃん」ですが、、、私には本物の人(人気の女優さん?)にしか見えません^^;