政治では、「子育て」「教育」を掲げると、イメージも良く 賛同も得られやすい、、、だから、数年前から、どこもかしこもそれ一辺倒な政策提言に。 ・・・ちょうど、我が市の市長選もありますが、各候補何が違うの?という状況、、、なので、特段の失点のない現市長は、順当に再選することでしょう^^;

さて、学校基本調査(文部科学省)によると、2024年度の大学・短大進学率62.3%過去最高とのことですが、、、

教育無償化」の後押しが進むと(←現在は多子世帯への支援)、進学率は更に増加し大卒者大きな夢を持って就職先を探すようになりますが、、、大卒者が求める会社は、都会や地域の中心地(政令指定都市等)に偏るため、人(会社)の多い地域に 更に人が集中することに。。。

・・・地方の過疎化と都会の人口集中が大きな問題となっていますが、教育無償化が進めば拍車を掛けることになるため、その施策は良いことなのかどうなのか、と心配しています^^;

大学進学率が増加すると 採用はより困難に…

また、自社の仕事をするのに 高卒で十分と考えている中小規模の経営者にとって、わざわざ高い人件費(高卒 3-5年目の給与水準)で大卒者を雇うことはできず、、、さらに、怠けた生活を 4年も送った要領の良いだけの大卒者は不要、素直に頑張る高卒者に来て欲しい・・・そう考える経営者や採用責任者も多かったりしますね^^;

・・・つまり、高卒者を採用したい会社にとって、このままでいくと、働き手の面で相当厳しい状況になっていくことでしょう

そこで、私のいくつかの支援先で取り組んでいることとしては、、、
高卒者を継続採用できるよう学校とのつながり強化
 (例)売上に直結する営業と同レベルの重要度で活動。
新たな事業にチャレンジ
 (例)大卒者が興味を持つ より高度な事業の立ち上げ。
ここで働き続けたいやりがいのある会社に変革
 (例)ワンマン体制から社員を信頼し任せる組織に。

春闘企業並みの待遇を用意できるとか、地域でも相応の知名度がある会社でないと、採用は今よりも更に厳しい状況になっていきますので、、、

採用喫緊の経営課題として認識すること、どうしたら求職者に振り向いてもらえるかを考え早く行動に移すこと が求められている、と考えています。