外食・中食・食品小売の総合的な展示会である「FOOD STYLE」・・・東京ビックサイトの 東2・3 と、会場が2ホール分(セミナースペース含む)しかないため、規模としては小さめですが、前回行ってみて結構見所があったので、今回も楽しみに行ってきました。
この展示会の特徴としては、カテゴリー分けが、ラーメン(ラーメン産業展)、酒、その他のような感じで、「その他」の中にあらゆる業種・業態・品目がゴチャゴチャに配置されていること^^; ・・・小規模開催の苦肉の策ですが、、、逆に、歩いていて突然に「こんなのもあるんだ!」と、かつての「ヴィレヴァン」のような楽しさ・ワクワク感がある展示会だと思っています^^

さて、こうして褒めておいてなんですが、、、何かしら展示会に出展される方や営業をされる際に、反面教師にしていただきたい、と思った悪事例を記そうと思います。
スイーツのトッピングに使う某食材メーカーのブースでのこと、、、見た瞬間「おっ!」と気になってジッとブースを見ていると、試食を勧められました。 食べてみると「これは良い!」・・・でも、展示品を見て気になったのが、1個の量があまりに少ないこと(家庭向け 1回使い切り程度の量)。
私 「業務用とか大容量のものはあるんですか?」
・・・すると、20代半ば~後半と思しき男性の担当者は ため息をつきながら、「はぁぁ~、これはこのサイズのみです。 大容量というのは、これが沢山入ったものになります。」
おそらく、何人にも同じようなことを言われていたのでしょう、、、だからといって「ため息」はどうかと思いますが、まあそういう気持ちにもなるか、と大人の判断^^;
私 「1回ずつ空けるとなるとなぁ・・・」(独り言)
・・・それを聞くや、「あのですね、こういう作業ってバイトがしますでしょ? ・・・バイトって凄い適当ですよね。 バイトにやらせるとジャッジャッと適当にかけるから量もまちまち、原価計算も何もあったものじゃないんですよ。 だからこの量なんです。 そういうの考えると、大きければ良いわけではないんで・・・」 (ニヤニヤしながら、早口でまくし立てるように言いました)
私 (その話を遮るように)「うちのバイト、そんな適当に仕事してないんで!」
・・・(敢えて)カチンときた態度を見せてその場を立ち去ると、「あ、いや、あの・・・」と言葉にならない言葉。。。
さて、私の大人げない対応はひとまず置いておき^^; 、、、彼はおそらく、「バイトを悪く言うことで相手の共感を得られる」という成功体験があったのでしょう。 実際そうしたバイトは目にするし、人手不足の折、我慢して、気を遣って、苦々しい思いで雇っている経営者が多くいるのも事実。 ・・・それで、バイトを悪く言うことで「あなたの悩み分かってますよ~」と距離を詰める感じですね。
その一方で、有能で誠実に働くバイトさんも多く、そうしたバイトさんと信頼関係を築き、共に働くパートナーと考えている経営者、昔ながらの家族として考えている経営者も多くいます。 ・・・前述のような「バイトは適当」などといった言葉は、そうした経営者を侮辱する「酷い言葉」に他なりません。
・・・若い彼の乏しい経験では、そうしたことが分からなかった、想像力もなかったということですかね^^;
そして、顧客の要望は商売の種。 ・・・それを、自身の論理をまくし立てるように展開し、相手(私)を言いくるめるような上から目線の話し方、、、自身が正しい(相手が間違っている)という気持ちでブースに立っていては、会社としても得られるものは少ないでしょう。
皆さまの会社では、こうした人を ブースに立たせたり営業に出したりしていないですよね? ・・・接客・営業の仕事は、時に会社にトラブルをもたらしますので、人選は慎重に^^;