全国的に有名な弘前城(青森県弘前市)の桜まつり、、、その城下町に、津軽地方では誰もが知ると言っても過言ではない老舗和菓子店がありました。 ・・・1879年(明治12年)に創業した「開雲堂(かいうんどう)」です。
「卍最中(まんじもなか)」や「有明(ありあけ)」が古くからの看板商品、、、子供の頃からよく目にしましたが、当時お子ちゃまだった私の口には合わず、この美味しさ、この店ならではの凄さを知るのは、随分と年月が経ってからでしたね^^;

さて、2024年5月、ゴールデンウィークが明けると、開雲堂が「月末で閉店する」との報道が、、、津軽地方では、TOPニュースになるくらい激震が走る出来事でした。
・・・閉店は「店主の健康上の理由」とのことですが、、、やはり、後継者不在や人手(職人)不足、店の老朽化(「弘前市 景観重要建造物」指定)、贈答文化の衰退、昨今の消費低迷や原価高騰など、経営全般にも悩みがあったことでしょうね。
「店がなくなる!」「もう食べられない!」となると、どうしても声を上げてしまいますが、こうなる前に、以前から定期的に買っていたら、、、最後に「卍最中」は食べられましたが 「有明」は見ることもできず、ほんと後悔しかないです。。。
これだけの有名老舗店であっても閉店は珍しくないご時世、、、後悔のないよう、好きな店や思い出の店には 足を運んでおきたいですね。