これまで、今、なぜ人手不足なのか、賃上げが求められているのになぜできないのか、を見てきました。↓↓写真をクリックすると過去記事が開きます。
こうした人手不足に関する相談が日に日に増えているのですが、、、まず、コロナ禍から業績回復した業種や潤沢な内部留保など余力のある会社は、「賃上げ」して働き手をきちんと確保しましょう(もしくは、下記④)。
その一方で、「賃上げ」できる余力のない会社が多いと思いますが、、、そうした会社がムリに「賃上げ」したところで、今後の経営が維持できるわけはありません。
ですから、対応策としては、、、
① 賃金以外の理由で退職する者を出さないようにする(職場環境の改善)。
② 縮小均衡の方向で生き残りをかける(人数に見合う規模に事業を縮小)。
③ 人手が必要不可欠な仕事なら、40代後半~50代前半の求職者を積極採用する(中年層を採用し育てる)。
④ 多少の余力やプラスの将来展望があるのなら、補助金を活用して IT化やロボット化(設備投資)を図ることで、人手が少なくても対応できるようにする(※メインバンクの理解と支援も必要ですが)。
・・・私の支援では、この辺りを会社の状況に合わせて提示して、伴奏支援をしています。
いずれにしても、相当程度の期間に渡って、人手不足にどう適応するかが 重要課題の一つになるのかな、と思っています。
支援をしていて、「今の人数でやるしかない」「そのうち風向きも変わるだろう」などと 見通しの甘い経営者が多いように感じていますので、、、人手不足で困っている会社は、早急に対策に動いていただきたいと思っています。