このコラムは、まだキャリア数年の中小企業診断士の方や、中小企業診断士を目指している方、にも読んでいただいているようですので、今日はそうした方に向けてちょっとだけアドバイスです^^

支援の際に、ヒアリングと並んで重要なのは資料・データの入手とお考えの方が多いと思います。 中でも決算資料販売データなどは定番のものですが、、、私が支援をするとき、そうした資料やデータはもらわないことの方が多いです

そんなことを言うと驚かれることもあるのですが、、、本来は把握しておいた方が良いし、特に分析は私の得意分野でもあるので、資料をもらえれば相応のことが分かるし、そこから提案もできると思っていますが、、、多くの場合、そうした情報はヒアリングから推察していき、詳しく見る必要がある場合にのみ要求するようにしています(→資料・データを準備するだけでも事業者の負担になりますので)

・・・この辺り、医師が、風邪の症状で来院された患者に対して、問診・触診等で当たりを付け、ひとまず薬や注射等で様子を見る、他の病気が推察される場合は検査を受けてもらう(→風邪の度に血液検査したら金銭面の負担も大変ですので)・・・そうしたやり方と似ているでしょうか。

年に数度、他のコンサルや中小企業診断士の仕事を垣間見ることがあるのですが、、、あれもこれもと沢山の資料を要求する方が、実は相応の割合でいるのですよね。 しかも、それが分からないと問題・課題の特定ができないといった発言も^^;

・・・いやいや、ヒアリングで大まかな数値の確認・推察はできるのに、この先生そうしたスキルないんだ、、、この 2~3年でも、数回そんなことを思ったことがあります^^;

加えて、多くの場合、沢山の資料・データを入手したのに、ほぼそれを使っていない、分析したけど途中で断念、、、つまり、沢山の資料・データをもらうだけもらっておいて、そこから分かったことがほぼない・・・「あんなに資料渡したのに、その程度のことしか言うことないんですか!?」と、経営者が声を荒げる場面に立ち合ってしまったことも(仲裁しましたが^^;)

・・・ご自身のこととして想像していただくと理解できると思うのですが、、、沢山あるデータの中から探したり、コピーしたり、紙しかないから PDFにしたり、管理システムからDLしたり・・・これを通常業務の中でやるのは 結構な負担ですよね。 それでも、これは必要なことだからとある種 使命感を思ってやってくれるわけで、、、もらったら相応のもの(分析結果や提言等)は返さないとですよね^^

資料データは、支援の中で必要だからもらうのであって、、、つまり、もらったらここを見たい、こういう分析をしたいという目的があって然るべきもの。 ・・・何のために必要か、それをもらってどうするのかを具体的に考えてから要求しましょうね^^